米大統領選挙の結果に注目! 「11月6日の注目点とイベントスケジュール」

TOP > 注目点とイベントスケジュール > 米大統領選挙の結果に注目! 「11月6日の注目点とイベントスケジュール」

2024年11月6日

米大統領選挙の結果に注目! 「11月6日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日はRBA理事会で市場予想通り据え置きを決定、声明で引き続き基調インフレが高いことを警戒しているとの言及があり、タカ派的なブロックRBA総裁の発言などでやや豪ドル買いが進みました。

 

10月米ISM非製造業景況指数が56.0と予想の53.8を上回ったことが分かるとドル買いで反応しましたが、大統領選挙の結果に注目が集まる中でポジション調整のドル売りが進み、ドル円は一時151.34円と10月23日以来の安値を更新しました。

 

本日は注目の米国大統領選挙の開票が進みます。

開票結果に一喜一憂しながらマーケットが動く展開が予想されます。

また、結果次第で今後のトレンドが形成される可能性があるので注目しておきたいと思います。

目次

◎本日の注目点

 

1)リスク要因

 

大統領選挙

5日(火曜日)、日本時間では6日早朝から午前にかけて米国大統領選挙の投開票が予定されています。

トランプ候補とハリス候補、どちらが勝つのか予想は拮抗している状況です。

また、上下両院議会選挙も同時に開催されていて、上下両院ともに共和党が過半数を獲得できるのか注目されています。

今回、トランプ候補が勝利し、上下両院ともに共和党が過半数を獲得した場合は減税や大規模な財政出動によるインフレ懸念から利下げの後退、米金利の上昇によるドル買いが進むのではないかと思っています。

その他に関税の引き上げやウクライナへの支援停止などのリスク要因にも注目です。

 

激戦州と言われている7つの州の開票予測時間です。

この時間は大きく動く可能性が高いので要注意です。

 

09:00 ジョージア州

09:30 ノースカロライナ州

10:00 ペンシルベニア州、ミシガン州

11:00 アリゾナ州、ウィスコンシン州

午後 ネバダ州

 

 

 

首相指名選挙

先日の解散総選挙で大幅に議席を減らし、自公連立与党は過半数割れまで議席数を減らしました。

このことで、来週予定されている首相指名選挙に向けて連立交渉や、首相指名の投票交渉のため与野党の駆け引きが行われるのではないかと思います。

減税・基礎控除額の引き上げなどが注目されており、今後の駆け引きからどのような内容が出てくるのか注目です。

 

 

 

中東・ウクライナ情勢

中東ではイランとイスラエルの報復攻撃が懸念されています。

いつ攻撃が過激化し、中東戦争に反転しないか注意しておきたいと思います。

ウクライナ情勢では米国大統領選挙の状況に注目されています。

トランプ大統領が誕生した場合にはウクライナ支援が停止する可能性があり、中東・ウクライナリスクが高まるのではないかと注目しています。

 

 

 

2)要人発言

 

FRB

FRBは今週にFOMCを控えてブラックアウト期間に突入しており、金融政策に関する発言は出てこないと思います。

注目しておきたいのはFEDウォッチャーのWSJ記者ニック・ティミラオス氏のポスト(ツイート)です。

事前情報が出てこないか注目です。

また、FOMC後は12月FOMCへのヒントが出てこないかにも注目です。

 

 

 

ECB

ECBは10月理事会で2会合連続で利下げを決定しました。

今後についてはデータ次第との姿勢も維持していますが、マーケットは12月の理事会での追加利下げをほぼ織り込んでいます。

12月理事会で大幅追加利下げの可能性があるのか、利下げに否定的な意見が出てくるのか、ECBメンバーの発言内容に注目です。

 

 

 

BOE

英中銀は今週の会合で利下げが決定されると予想されています。

会合後に利下げについての賛否、12月の追加利下げについてのヒントに関する発言が出てこないか注目です。

マーケットは12月の会合でも追加利下げがあるのではないかと織り込みが進んでいるため、利下げに否定的な発言が出てくるとポンド売りが進むのではないかと思います。

また、インフレーションレポートの内容、物価や景気の見通しについての発言にも注目しておきたいと思います。

 

 

 

RBA

RBAは主要中銀の中で唯一タカ派の中銀です。

他国と同調して利下げを進める必要はないとの姿勢を示しており、利下げ時期はもう少し先なのではないかと思います。

雇用指標も強い結果であったことからタカ派姿勢が続く可能性が高いと思われます。

今週はRBA理事会が予定されています。

理事会後にどのような発言が出てくるのか注目です。

 

 

 

RBNZ

RBNZは先日の理事会で0.5%の大幅利下げを決定しました。

RBNZの年内理事会は11月が最後となり、次は来年2月まで理事会がありません。

そのため11月理事会でも予防的に大幅利下げを進める可能性があるのではないかと予想されています。

現在マーケットは0.5%の大幅利下げをかなり織り込んでいますが、0.75%の利下げもあるのではないかと一部予想が出始めています。

大幅利下げについて発言が出てこないか、発言内容に注目です。

 

 

 

BOC

カナダは連続利下げを決定し、今週の会合では0.5%の大幅利下げを決定しました。

12月会合の追加利下げの可能性について発言が出てくるのか注目です。

 

 

 

日銀

日銀は追加利上げに注目が集まっています。

先日の日銀金融政策決定会合は市場予想通り据え置きでしたが、その後の記者会見では12月の金融政策決定会合での利上げを匂わせるような発言が出てくるなど、植田日銀総裁のタカ派姿勢が目立ちました。

12月の会合で利上げに踏み切るのか、それとも据え置くのか、追加利上げに関する発言に注目です。

 

 

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

11月6日(水曜日)

 

米大統領選(投開票は日本時間6日午前)

 

08:50 JPY 日銀金融政策決定会合議事要旨

17:50 EUR フランス総合・サービス業PMI(改定値)

17:55 EUR ドイツ総合・サービス業PMI(改定値)

18:00 EUR ユーロ圏総合・サービス業PMI(改定値)

20:00 EUR エスクリバ・スペイン中銀総裁発言

23:00 EUR ラガルドECB総裁発言

23:30 EUR デギントスECB副総裁発言

 

 

11月7日(木曜日)

 

00:30 USD 原油在庫量

02:25 CAD ロジャースBOC副総裁発言

03:00 USD 米30年債入札

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

RECOMMEND