米小売売上高やミシガン大学消費者信頼感指数、期待インフレ率に注目! 「4月14日の注目点とイベントスケジュール」

TOP > 注目点とイベントスケジュール > 米小売売上高やミシガン大学消費者信頼感指数、期待インフレ率に注目! 「4月14日の注目点とイベントスケジュール」

2023年4月14日

米小売売上高やミシガン大学消費者信頼感指数、期待インフレ率に注目! 「4月14日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日発表されたPPI(生産者物価指数)は市場予想を下回り、一昨日発表されたCPI(消費者物価指数)も下回ったことから、予想以上のインフレ鈍化が確認され米金利は低下しドル安が進みました。

PPI(生産者物価指数)と同時に発表された失業保険申請件数も市場予想よりも悪化、先週の雇用統計の結果と併せて労働市場のひっ迫は後退、賃金インフレも後退するのではないかと受け止められています。

 

本日は米小売売上高やミシガン大学消費者信頼感指数、期待インフレ率などが発表されるので注目しておきたいと思います。

目次

◎本日の注目点

 

1)経済指標

 

米小売売上高

米国ではFRBによるハイペースの利上げに加えて金融不安による影響によって消費が低下しているのではないかと注目しています。

小売が低下していた場合は消費大国である米国の消費が低下、景気後退に繋がるのではないかと注目しています。

小売が大幅に低下していた場合は、年内利下げの可能性を織り込む展開に繋がるのではないかと思っています。

 

 

 

ミシガン大学消費者信頼感指数・期待インフレ率

ハイペースの利上げと金融不安による景況感がどこまで悪化しているのか、ミシガン大学消費者信頼感指数に注目です。

今回は速報値なので市場予想と結果が乖離する可能性があるので注目です。

指数が市場予想を下回った場合は景気後退が意識され利下げの可能性が浮上するのではないかと思います。

また、期待インフレ率が下方修正された場合も同様に利下げの可能性が浮上するのではないかと注目しています。

 

 

 

2)要人発言

 

FRB

先週のISM製造業景況指数・ISM非製造業景況指数、雇用統計の結果を受けて5月FOMCの利上げ確率が7割を超えています。

今週発表されたCPI(消費者物価指数)、PPI(生産者物価指数)は市場予想を下回っています。

本日発表の期待インフレ率や小売売上高の結果を受けてどのような発言が出てくるのか注目です。

また、金融不安による銀行規制と規制による引き締め効果についてどのように考えているのか要人発言に注目です。

 

 

 

ECB

欧州の物価指標は高止まりしている状況です。

ターミナルレート(利上げの最終水準)がどの水準になるのか、発言に注目です。

また、ドイツ銀行や南欧の銀行はもともと問題を抱えていたので、金融不安が根強く残っていないかにも注意しておきたいと思います。

 

 

 

BOE

英国の物価は高いまま10%台を維持しています。

5月以降の追加利上げがあるのか、ターミナルレート(利上げの最終水準)がどの水準になるのか発言に注目です。

また、英国がTPP(環太平洋経済連携協定)に参加することが決まり、景気や経済や金融政策に影響するのかにも注目です。

 

 

 

日銀

9日(日曜日)に植田氏が日銀の新総裁に就任し、新体制の日銀の金融政策に注目が集まっています。

植田日銀総裁は緩和政策の継続を発言していましたが、春闘の内容などを見ると賃金が上昇してきており政策変更があるのではないかと噂されています。

特にYCC(イールドカーブ・コントロール)の修正や撤廃は早期に実施されるのではないかと注目されています。

政策変更、YCC(イールドカーブ・コントロール)の修正や撤廃について、植田日銀総裁の発言に注目です。

 

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

4月14日(金曜日)

 

15:45 EUR フランスHICP(消費者物価指数)(改定値)

21:30 USD 米小売売上高

21:45 USD ウォラーFRB理事発言

23:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)・期待インフレ率

 

 

4月15日(土曜日)

 

00:30 GBP テンレイロBOE外部理事発言

02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

RECOMMEND