2022年7月15日
米指標に注目! 「7月15日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日も円安が進み、138円を超えるとストップを巻き込むように上昇し、イッキに139円付近まで上昇、24年ぶりとなるドル円139.27ドルを記録しています。
欧州ではイタリアのドラギ伊首相が辞任を申し出たものの、マッタレラ伊大統領に拒否されるなど政治不安が出てきています。
天然ガス供給が止まるのではないかとの不安と併せてユーロの上値を抑え、昨日もユーロドルはパリティ割れする場面がありました。
来週からFOMC前のブラックアウト期間に入るため、FOMCメンバーの発言は今日まで。
また本日は日本の3連休前、五十日、週末などの要因も絡んでくるので急な転換や急な値動きに注意しておきたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)経済指標
米小売売上高
米国はFRBによる引き締めや物価高による景気後退が懸念されています。
米国経済の中で大きなウエイト占める消費が落ち込むようであれば、リセッションが意識されるようになるのではないかと注目しています。
消費が落ちていないか、小売売上高に注目です。
ミシガン大学消費者信頼感指数
米国経済で大きなウエイトを占める消費が落ち込むとイッキにリセッションが意識されます。
米国の消費意欲が低下していないのか、景況感を確認するミシガン大学消費者信頼感指数に注目です。
特に今回は速報値なので、予想を結果が大きく乖離する可能性があり、注目されている指標なので大きく動く可能性があるので注意しておきたいと思います。
2)円安
昨日も急激に円安が進み、ドル円は139.20円まで上昇しています。
為替介入など、円安対策が出てこないかに注意しておきたいと思います。
ただ、緩和政策の終了など政策変更がない限りは、介入の影響は限定的で円安トレンドは変わらないのではないかと思っています。
本日発表の米小売売上高やミシガン大学消費者信頼感の発表で140円を超えた場合にはストップを巻き込んで上昇する可能性もあるので注目しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
7月15日(金曜日)
20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議
11:00 CNY 中国GDP
19:00 EUR レーン・フィンランド中銀総裁発言
21:30 USD 米小売売上高・NY連銀製造業景況指数
21:45 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁
22:00 USD ブラード・セントルイス連銀総裁発言
23:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
23:30 USD デイリー・サンフランシスコ連銀総裁発言
7月16日(土曜日)
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント