2021年10月14日
米物価指標と原油指標に注目! 「10月14日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日の米CPI(消費者物価指数)は予想を若干上回る結果となり、物価上昇は一時的というパウエルFRB議長の意見は違うのではないか、物価上昇は恒久的ではないのかという見方になっています。
発表後は利上げ期待から金利は上昇、ドル買いが進む展開となりました。
またトルコではエルドアン大統領が中央銀行の金融政策決定にかかわる委員を解雇。
MPCメンバーを3名更迭するという一部報道が伝わると、トルコリラが急落し対ドルでは安値更新、対円では12.20円まで下落しています。
トルコリラのクラッシュが懸念される状況になってきています。
目次
◎本日の注目点
1)PPI(生産者物価指数)
物価高に注目が集まる中で、生産者物価指数にも注目が集まり始めています。
生産者物価指数とは卸売物価指数と同意で、生産者が出荷した原材料や製品の卸売価格を指数化したものです。
生産者物価指数が上昇するということは、原材料価格や製品の卸売価格が上昇している状況です。
原材料を仕入れて製品にするところは原材料コスト増に繋がり製品価格の上昇に繋がります。
製品価格の上昇は、製品を仕入れて完成品を作る際のコスト増に繋がり、商品価格の上昇に繋がります。
商品価格の上昇は、物価の上昇に繋がります。
このことからPPI(生産者物価指数)の上昇はCPI(消費者物価指数)のの上昇に繋がるので、物価上昇が注目されている現在はPPI(生産者物価指数)にも注目が集まっています。
本日発表のPPI(生産者物価指数)が予想をどこまで上回るのか、金利がどうなるのか注目です。
2)要人発言
本日も要人発言が多数予定されています。
注目は利上げに関するヒントが出てくるかなので、金融政策に影響のある要人(投票権のある要人)の発言に注目です。
利上げのヒントに繋がる発言が出てくると、金利が上昇し通貨買いに繋がるのではないかと注目しています。
3)原油在庫量
現在の物価高の大きな要因として、燃料資源価格の上昇が挙げられます。
本日発表の原油在庫量は、原油価格に大きく影響する指標なので要注目です。
原油価格の上昇は、米金利上昇に繋がるので金利動向と併せて注目したいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
10月14日(木曜日)
09:00 USD ボウマンFRB理事発言
09:30 AUD 豪雇用統計・失業率
10:30 CNY 中国CPI(消費者物価指数)
16:00 EUR スペインHICP(消費者物価指数)
19:05 EUR エルダーソンECB専務理事発言
19:10 GBP テンレイロBOE外部理事
21:30 USD PPI(生産者物価指数)・新規失業保険申請件数
21:30 EUR クノット・オランダ中銀総裁発言
21:35 USD ブラード・セントルイス連銀総裁発言(22年投票権)
23:00 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言
23:40 GBP マンBOE外部理事発言
10月15日(金曜日)
00:00 USD 原油在庫量
02:00 USD バーキン・リッチモンド連銀総裁、デイリー・サンフランシスコ連銀総裁発言
03:00 GBP カンリフBOE副総裁発言
07:00 USD ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁発言(23年投票権)
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