米英カナダの経済指標に注目! 「12月17日の注目点とイベントスケジュール」

TOP > 注目点とイベントスケジュール > 米英カナダの経済指標に注目! 「12月17日の注目点とイベントスケジュール」

2024年12月17日

米英カナダの経済指標に注目! 「12月17日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

先週末に米格付け会社ムーディーズがフランスの信用格付けを「Aa2」から「Aa3」に引き下げたことでユーロの上値を抑えました。

また、昨日発表された12月独サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値が51.0と2カ月ぶりに景況の強弱を判断する節目50を上回ったことを受けてユーロ買いで反応したが、仏・独・ユーロ圏とも製造業部門は低調だったことで景気先行き懸念を払しょくするほどの内容ではなかったとの見方からユーロ買いは限定的でした。

 

12月の米ニューヨーク連銀製造業景気指数や米製造業PMI速報値は予想を下回った一方で、米サービス部門PMI速報値は予想を上回り、3年2カ月ぶりの高水準を記録したことでドル買いが出やすい状況となりました。

 

本日は英国や米国、カナダで経済指標が発表されます。

ただ、週末にFOMC・日銀・英中銀を控えていることから、指標結果だけでは大きく動きづらい展開となるのではないかと思います。

目次

◎本日の注目点

 

1)経済指標

 

英雇用統計・失業率・平均賃金

英国の雇用統計では平均賃金がどこまで低下しているのかに注目しています。

英国では人出不足による賃金上昇がインフレの要因となっており、景気後退の状況なのに高いインフレが続いています。

平均賃金が低下することによりインフレが落ち着けば利下げのハードルが下がるのではないか、利下げ期待に繋がるのではないかと考えています。

木曜日の英中銀で利下げと据え置き予想が分かれているため、平均賃金の結果によって織り込みが変わる可能性があるので注目しておきたいと思います。

 

 

 

米小売売上高

米国の強い経済は強い消費によるものではないかとの見方が強いようで、消費動向を確認するために小売売上高の結果が注目されています。

強い小売売上高が出てくれば、来年の利下げ幅の縮小に繋がりドル買いに繋がるのではないかと注目しています。

 

 

 

カナダCPI(消費者物価指数)

カナダ中銀は先週の政策発表で0.5%の利下げを決定し、今後の利下げは緩やかなペースになるとの見解を示しています。

今回発表されるカナダのCPI(消費者物価指数)が市場予想を上回る結果が出てきた場合は、次回の会合で据え置きの可能性が出てくるのではないかと注目されています。

逆に市場予想を下回れば追加利下げの期待が高まるのではないかと思います。

 

 

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

12月17日(火曜日)

 

16:00 GBP 英雇用統計・失業率・平均賃金

18:00 EUR レーン・フィンランド中銀総裁、カジミール・スロバキア中銀総裁発言

19:00 EUR ドイツ・ユーロ圏ZEW景況感指数

22:30 USD 米小売売上高

22:30 CAD カナダCPI(消費者物価指数)

 

 

12月18日(水曜日)

 

03:00 USD 米20年債入札

08:50 JPY 日本貿易収支

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

RECOMMEND