2024年5月28日
米英市場が連休明けで月末要因に注意! 「5月28日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は米英市場が休場のため小動きなマーケットとなりました。
本日は米英市場が連休明けで月末要因、ロンドンFIXに向けてリバランスの動きが出てくるのではないかと注目しています。
その他は、週末のPCEデフレーターを控えて様子見ムードの強い1日となるのではないかと予想しています。
目次
◎本日の注目点
1)要人発言
各国、利下げ時期と利下げ回数に注目が集まっています。
ECBは6月利下げが濃厚、カナダ中銀は6月利下げの可能性あり、英中銀は6月利下げの可能性が残っている状況です。
今後、6月に利下げが実施されるのか、利下げの可能性が出てくるのか、各国の要人発言の内容に注目しておきたいと思います。
またECBは6月利下げを織り込んでいるだけに、年内の利下げ回数や追加利下げのペースについての発言にも注目です。
FRBは強い経済と根強いインフレ圧力により利下げ先送り観測が高まっていましたが、弱い雇用統計などで再度利下げ期待が高まってきています。
一部では年内の利下げが出来ない可能性も予想されており、利下げ開始を9月にするのか、12月にするのか、来年に持ち越すのか、発言内容に注目しておきたいと思います。
2)円安・介入警戒
ドル円160円超えたことから円買い介入が始まり、3度もしくは4度の円買い介入でドル円は153円台まで下落しました。
マーケットも円買い介入によって上値の重い展開を意識するようになっています。
このままドル円が153円~157円のどこかで落ち着くのか、再度157円を超えて160円を目指す展開となるのか注目です。
また、円買い介入がどの水準で実施されるのかにも注目です。
現在、ドル円の上値は157円が節目として注目されており、157円を超えた時に介入の動きが出てくるのかに注目です。
そのほか、欧州や米国がいつまで介入を許容してくれるのか、海外の反応にも注意しておきたいと思います。
イエレン財務長官は「G7国の通貨は市場で決定されるべき」「為替介入はまれな行為であるべき、他国への伝達必要」との考えを改めて強調し、日本当局による円買い介入に対して繰り返しけん制するような発言をしています。
ドル円がこのまま上昇を続けるのか、再度介入するのか、介入に関する発言などに注目です。
3)経済指標
豪CPI(消費者物価指数)
RBA理事会で追加利上げが検討されていただけに、今回のCPI(消費者物価指数)が市場予想を上振れするような結果になった場合は次回RBA理事会で追加利上げ予想が高まるのではないかと注目しています。
豪CPI(消費者物価指数)は、1・
◎本日のイベントスケジュール
5月28日(火曜日)
10:30 AUD 豪小売売上高
13:55 USD ボウマンFRB理事、メスター・クリーブランド連銀総裁発言
13:55 CHF ジョーダンSNB総裁発言
13:55 EUR シュナーベルECB専務理事発言
20:00 EUR センテノ・ポルトガル中銀総裁発言
22:15 EUR クノット・オランダ中銀総裁発言
22:55 USD カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁発言
23:00 USD 米消費者信頼感指数
5月29日(水曜日)
02:00 GBP ハスケルBOE外部理事発言
02:00 USD 米5年債入札
02:05 USD クックFRB理事、デイリー・サンフランシスコ連銀総裁発言
10:30 JPY 安達日銀審議員発言
10:30 AUD 豪CPI(消費者物価指数)