2021年2月26日
米議会と米金利に注目! 「2月26日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は米金利が上昇、金利の上昇は株価の重しとなり、今まで上昇してきた調整や利益確定も合わさり、米株価3指数は大きく下落しました。
米金利の上昇は米ドル買いにも繋がり、ドル円は106円台ミドルまで上昇しています。
当面、マーケットは金利動向を中心に動いていくのではないかと注目しています。
本日は週末なので、各市場のクローズ前にポジション調整の動きが出てくる可能性があるので注意しておきたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)追加経済対策案
本日米議会では、バイデン政権が進める1.9兆ドルの追加経済対策案が可決されるのではないかと注目されています。
共和党は1.9兆ドル規模の追加経済対策案に反対しており、バイデン政権・民主党は「財政調整措置」を使い、強行採決で可決させる見通しです。
ただ、10年間での財政赤字上限を決めている「バード・ルール」に違反する可能性があり、満額で可決できるのか注目が集まっています。
1.9兆ドル満額の追加経済対策案を織り込んでいるために、減額された場合などは期待外れで株価下落に繋がる可能性があります。
本日の議会採決で追加経済対策案がどのようになるのか要注目です。
2)金利
現在、マーケットの注目は金利に集まり、特に米金利に集まっています。
昨日も米10年債利回りは一時1.6%を付けるなど急上昇、金利の上昇は株価の重しとなり米株価3指数は大きく下落しました。
また、米国だけでなく主要各国でも金利は上昇しており、日本の金利も上昇してYCC(イールドカーブ・コントロール)ターゲットまで上昇してきています。
日銀による指値オペが実施されるのか注目の水準まで来ています。
日銀の指値オペ予想時間、10:10や14:00には注意しておきたい。
米金利の急騰はドル買いに繋がり、日銀の指値オペは日米金利差拡大に繋がり、ドル円の上昇に繋がると思われます。
日米の金利に加え、主要国の金利の推移に注目です。
3)要人発言
本日は英中銀要人の発言が予定されています。
また、G20財務相・中央銀行総裁会議やEUサミットが開催される予定で、予定されていない発言も出てくると思われます。
昨日は米金利の上昇に対して、FRB要人や地区連銀総裁は金利上昇を容認するような発言が続きました。
このことも金利急上昇の追い風となり、株価下落やドル買いに繋がったのではないかと思われます。
主要各国でも金利が上昇しており、G20財務相・中央銀行総裁会議でもテーマにあげられるのか注目しています。
金利上昇についてどのような発言があるのか、発言を受けて金利の推移や株価の推移に注目です。
◎本日のイベントスケジュール
2月26日(金曜日)
EUサミット
G20財務相・中央銀行総裁会議
15:45 CHF スイスGDP
16:45 EUR フランスHICP(消費者物価指数)(速報値)、GDP(改定値)
17:30 EUR シュナーベルECB専務理事発言
20:00 GBP ホールデンBOE主席エコノミスト
21:30 GBP ラムスデンBOE副総裁発言
22:30 USD PCEデフレーター
2月27日(土曜日)
00:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数
03:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
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