米雇用統計、政府機関閉鎖の影響は!? ~2月1日の注目点とスケジュール~

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2019年2月1日

米雇用統計、政府機関閉鎖の影響は!? ~2月1日の注目点とスケジュール~

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

先日のFOMCでドル円は下落。 109円を割り込み上値が重たい状況です。 また、昨日はロンドンFIXにかけてユーロが急落。 ドルも買えない、ユーロも買えない、ということで資源国通貨が買われています。

 

ドルはFOMC終了後、米雇用統計に移ってきています。

 

 

目次

◎本日の注目点

 

 

1)米雇用統計

 

最近の米雇用統計は、イマイチ注目度・影響度が下がっていたように感じます。 ただ、今回は政府機関閉鎖の影響で下振れが懸念、なのにADP雇用統計ではよい結果が出ています。 本日のNFP雇用統計は政府機関閉鎖の影響で下振れるのか、ADP雇用で出たように良い結果が出るのか注目度が上がっています。

 

 

 

2)米中関係

 

2日間の米中間通商協議が終了し、大きな進展はあったとしたものの、合意という意味ではないとしています。 関税についても変更なしのようです。

今回の通商協議では、米中関係の改善とはならなかったようです。 ただ、大豆の輸出量を増加させた米国の商談勝ちという結果。

ただ、注目されていたファーウェイのCFO問題については協議なし。 関係の改善とはならなかったようです。 今後も米中関係には要注意です。

 

 

 

 

3)欧州経済

 

昨日、ユーロは大きく下落。欧州景気の後退が重しとなっています。 昨日発表のイタリアGDPでは2四半期連続でマイナス成長(リセッション)となりました。

 

また、ユーロの下落要因の1つ、バイトマン独連銀総裁発言です。

「12月時点の2020年、21年成長率見通しは依然として現実的」
「独経済に下振れリスクが広がっている」
「2019年の独成長率は潜在成長率を下回るだろう」

 

ユーロ圏の景気後退が懸念される中、イタリアのリセッションとバイトマン総裁のドイツ経済の下振れ、フランスのデモによる経済の影響、月末のロンドンFIXによるユーロ売りなどが重なったことがユーロ下落の要因となったと思います。

 

本日も、景気先行指数であるPMIが欧州各国で発表されます。 下振れが続くようであれば、もう一段のユーロ売りに繋がるのではないかと注目しています。

 

 

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

2月1日(金曜日)

 

10:45 CNY 財新製造業PMI

16:30 SEK スウェーデン製造業PMI

17:45 EUR イタリア製造業PMI

17:50 EUR フランス製造業PMI

17:55 EUR ドイツ製造業PMI

18:30 GBP 製造業PMI

19:00 EUR ユーロ圏HICP(消費者物価指数)

22:30 USD 雇用書数増減・失業率・平均時給

 

2月2日(土曜日)

 

00:00 USD ISM製造業景況指数

00:00 USD ミシガン大消費者信頼感指数

03:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント

 

 

 

 

 

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