2021年5月12日
米CPI(消費者物価指数)、英GDP速報値の発表で動くのか!? 「5月12日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は世界的に株価が下落、日経平均は900円超の下落となりました。
ただ、為替市場の反応は限定的で、方向感を模索する展開が続きました。
本日は英国でGDP、米国でCPI(消費者物価指数)の発表が予定され、要人発言も多数予定されています。
取引材料、方向感を決める内容がでて、マーケットが動いてくれることを期待したいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)米CPI(消費者物価指数)
本日は政策判断に影響力を持つCPI(消費者物価指数)の発表が予定され、予想では前年比3.6%、前月比0.2%となっています。
前年比は3%を超えていますが、パンデミックの影響で昨年が悪かったことから一時的なインフレ上昇だと見られています。
ただ、それでも予想を上回るような結果が出てきた場合は、インフレ抑制のために引き締め期待が高まり金利が上昇、米ドル買いに繋がるのではないかと思われます。
先日の雇用統計のように、政策判断に影響が出る経済指標の発表での値動きが大きくなってきています。
本日のCPI(消費者物価指数)も予想と結果が乖離した場合は、大きく動く可能性があるので注意しておきたいと思います。
2)英GDP
本日の英GDPは1~3月期の速報値です。
英国が欧州から離脱した後のGDPということで注目が集まっています。
また、速報値ということで予想と結果が乖離しやすい発表となっています。
英中銀も政策変更が注目されているので、GDPの発表でポンドが動く可能性があるので注視しておきたいと思います。
3)要人発言
昨日も多数の要人発言がありましたが反応は限定的でした。
ハト派な内容が多く、予想通りの内容だった為ではないかと思われます。
マーケットはタカ派の発言に期待しています。
タカ派な内容が出てきた場合はマーケットは敏感に反応し急騰に繋がるのではないかと思われるので気を付けておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
5月12日(水曜日)
09:30 AUD 豪Westpac消費者信頼感指数
15:00 GBP 英GDP(1~3月期)(速報値)
15:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)
15:45 EUR フランスHICP(消費者物価指数)
18:00 GBP ベイリーBOE総裁発言
18:05 EUR センテノ・ポルトガル中銀総裁発言
21:30 USD 米CPI(消費者物価指数)
22:00 USD クラリダFRB副議長発言
22:05 USD ローゼングレン・ボストン連銀総裁発言
23:30 USD 原油在庫量
5月13日(木曜日)
02:00 USD 米10年債入札
02:00 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁、ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁発言
03:00 USD 米月次財政収支
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