2025年4月10日
米CPI(消費者物価指数)とトランプ関税リスクに注目! 「4月10日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日はニュージーランド準備銀行(RBNZ)が市場予想通り政策金利を
東京市場では米国が日本時間13時(現地時間9日0時)に予定通りに相
欧州市場に入ると米相互関税(上乗せ分)に対抗
NY市場に入るとリスク回避
日本時間2時過ぎにトランプ米大統領が「中国への関税を125%
本日もトランプ関税に関するヘッドラインでマーケットは乱高下する展開が予想されます。
米指標でCPI(消費者物価指数)の発表も予定されているため、ボラティリティの高い1日になるのではないかと思います。
目次 [隠す]
◎本日の注目点
1)リスク要因
先週2日に発表されたトランプ関税は、米国への輸出品に対して10%の関税、貿易黒字の国に対してはさらに高い関税が設定され、日本は24%の関税が設定され、中国は既存の20%に加えて34%の関税(合計54%)、EU20%、ベトナム46%、台湾32%の関税が課せられました。
相互関税を受けて各国、米国との貿易交渉や報復関税など対抗処置に動いています。
貿易戦争を懸念してマーケットはリスクオフが進み、株式市場は連日下落、一部では米国との交渉が進んでおり、関税がゼロになった国、関税発動が延期が噂される国などが出始め安心感からリスクオフが後退し株価が上昇する場面もありました。
ただ、中国の報復に対し米国が104%の追加関税を発表し、中国はさらに50%の報復関税を発表し、トランプ大統領はさらに追加関税を発表、中国に対して125%の関税を課すと発言しています。
また、報復関税を行わなかった国に対して上乗せ分の関税を90日間一時停止すると発表しています。
関税延期の発表を受けて株価は急騰し、リスク回避の動きからドル円は急騰しています。
まだまだ、トランプ関税や貿易戦争に対して不透明感があり、トランプ大統領や各国の対応で荒れた相場が予想されます。
各国の対応とトランプ大統領の動向、各国株式市場に注意しておきたいと思います。
2)経済指標
米CPI(消費者物価指数)、失業保険申請件数
FRBはインフレを気にしており、米国の物価指標であるCPI(消費者物価指数)に注目です。
市場予想や前回値よりも高い数字が出てきた場合は、利下げ期待の後退につながるのではないかと思います。
また、失業保険申請件数は毎週発表されるため、雇用指標の先行指標として注目されており、中でも継続申請が悪化していると失業率の悪化につながるのではないかと注目しています。
◎本日のイベントスケジュール
4月10日(木曜日)
10:30 CNY 中国CPI(消費者物価指数)
19:00 AUD ブロックRBA総裁発言
21:30 USD 米CPI(消費者物価指数)、失業保険申請件数
22:00 GBP ブリーデンBOE副総裁発言
22:30 USD ローガン・ダラス連銀総裁発言
23:00 USD ボウマンFRB理事、シュミッド・カンザスシティ連銀総裁発言
4月11日(金曜日)
01:00 USD グールズビー・シカゴ連銀総裁発言
01:30 USD ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁発言
02:00 USD 米30年債入札