2024年2月16日
米PPI(生産者物価指数)とミシガン大学消費者信頼感指数に注目! 「2月16日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は市場予想を下回る米小売売上高や鉱工業生産から米金利が低下しドル売りが進みました。
ラガルドECB総裁は「賃金の上昇がこれまで以上に重要なインフレ要因になって
本日はPPI(生産者物価指数)やミシガン大学消費者信頼感指数など米指標があります。
先日のCPI(消費者物価指数)が市場予想を上回り大きくドルが上昇したことから、CPI(消費者物価指数)の先行指標としてPPI(生産者物価指数)に特に注目しておきたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)経済指標
米PPI(生産者物価指数)
PPI(生産者物価指数)はCPI(消費者物価指数)の先行指標として注目されています。
PPI(生産者物価指数)が市場予想を下回り、前回値を下回っているようであれば米国の物価は落ち着き、利下げの期待が高まるのではないかと思い注目しています。
ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)・期待インフレ率
今回のミシガン大学消費者信頼感指数は速報値なので予想と結果が乖離しやすいので注目。
また、期待インフレ率が低下傾向になるのか、インフレ見通しと比べて落ち着いてきているのか注目。
消費者信頼感指数と期待インフレ率が市場予想を下回るようであれば利下げ期待が高まるのではないか思います。
2)要人発言
各国中銀の利下げ時期を確認するように要人発言に注目が集まっています。
現在の利下げ期待は欧州が最初に利下げするのではないか、次に英国か米国かで競っている感じ。
スイス中銀も3月利下げの可能性を織り込もうとしている状況です。
要人発言で利下げの可能性に繋がる発言が出てこないか、指標結果や金利と併せて発言内容に注目しておきたいと思います。
また、日銀は金融正常化に向けての発言に注目が集まっています。
海外からの報道ではマイナス金利解除後に追加利上げがあるのではないかと報じられる中、先週の植田日銀総裁や内田日銀副総裁の発言からは追加利上げを否定する内容となっています。
米国のCPI(消費者物価指数)の強い結果を受けてドル円は150円を超えて151円手前まで上昇しています。
鈴木財務相や神田財務官からは口先介入発言が出ていますが、レベル感的にはまだ軽い表現となっています。
けん制発言のレベル感がどこまで思い表現となってくるのか注目しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
2月16日(金曜日)
09:00 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言
16:00 GBP 英小売売上高
16:45 EUR フランスHICP(消費者物価指数)(改定値)
17:45 EUR シュナーベルECB専務理事発言
22:00 USD バーキン・リッチモンド連銀総裁発言
22:30 USD 米PPI(生産者物価指数)
23:10 USD バーFRB副議長発言
2月17日(土曜日)
00:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)・期待インフレ率
02:10 USD デイリー・サンフランシスコ連銀総裁発言
03:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
04:40 GBP ピルBOE主席エコノミスト発言