2024年1月12日
米PPI(生産者物価指数)に注目! 「1月12日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は注目の米CPI(消費者物価指数)が発表され、市場予想を上回る結果となると米金利は上昇しドル買いが進みました。
米10年債利回りは一時は4.06%台まで上昇し、ドル円は前日の高値145
その後は米金利が低下し米10年債利回りが3.9
前週分の米
本日は物価の先行指標となる米PPI(生産者物価指数)が発表され、昨日のように市場予想を上回る結果となると再度ドルが買われるのではないかと注目しています。
目次
◎本日の注目点
1)経済指標
英GDP
英国は景気後退が懸念されており、GDPに注目しています。
マイナス成長になるのか注目しています。
市場予想を下回り、マイナス成長になるようであれば利下げ期待からポンド売りが進むのではないかと注目しています。
米PPI(生産者物価指数)
PPI(生産者物価指数)はCPI(消費者物価指数)の先行指標として注目されています。
PPI(生産者物価指数)が順調に低下傾向にあれば、CPI(消費者物価指数)も後を追って低下し、インフレの鈍化が確認されるのではないかと思います。
インフレ鈍化が確認されれば利下げ期待が高まり、ドル売りが進むのではないかと注目しています。
2)要人発言
米FRB
FRBは昨年12月末の時点で24年の利下げ回数が5~6回を織り込まれています。
12月FOMCのドットチャートでは、24年の利下げ予想が3回だったことを考えると、織り込みが過ぎているように思います。
マーケットも織り込みすぎた利下げ期待を巻き戻すように米金利は上昇し、ドル買いが進んでいます。
このまま巻き戻すように利下げ期待が後退しドル買いが進むのか、それとも再度利下げ期待が進みドル売りが再開するのか、要人発言や指標結果に注目です。
欧州ECB
ECBはFRBよりも先に利下げに踏み切るのではないかと注目されています。
利下げ時期や利下げ回数など利下げに関する発言が出てこないか注目です。
利下げ期待が進めばユーロ売りが進むのではないかと思います。
英中銀
英国は高い物価と景気悪化でスタグフレーションが懸念されています。
英中銀MPCメンバーは高い金利を維持するためタカ派発言を続けています。
タカ派からハト派の内容に発言内容が変わってくると一気に利下げを織り込み、ポンド売りが進むのではないかと思います。
ハト派発言が出てこないか注目です。
日銀
日銀は昨年12月にマイナス金利解除の期待が高まり円買いが進みました。
ただ、正月の能登地震の影響で日銀がマイナス金利の解除を先延ばしするのではないかとの観測から円売りが進んでいます。
3月や4月の日銀金融政策決定会合でマイナス金利解除に踏み切るのか、それとも先延ばしするのか、マイナス金利解除に関する発言に注目です。
◎本日のイベントスケジュール
1月12日(金曜日)
10:30 CNY 中国CPI(消費者物価指数)
16:00 GBP 英GDP
21:30 EUR レーンECB専務理事兼主席エコノミスト発言
22:30 USD 米PPI(生産者物価指数)
1月13日(土曜日)
00:00 USD カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁発言