経済指標と要人発言の予定多数の1週間! 「1月15日週の注目点とイベントスケジュール」

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2024年1月15日

経済指標と要人発言の予定多数の1週間! 「1月15日週の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

先週は注目の米CPI(消費者物価指数)が市場予想を上回り、米国の利下げ期待が後退しましたが翌日に発表されたPPI(生産者物価指数)が市場予想を下回ったことで再度利下げ期待が進む結果となりました。

先週のCPI(消費者物価指数)やPPI(生産者物価指数)の結果を受けて、3月FOMC利下げ確率が7割となっています。

今週は発言などから利下げ確率に変化が出てくるのか注目しています。

 

また、日銀の物価見通しに関する報道などから円安が進む場面もありました。

今週も観測報道や発言などからマイナス金利解除期待に変化があり、円相場が動く可能性にも注目したいと思います。

目次

◎今週の注目点

 

1)経済指標

 

英雇用統計

英国の物価高の要因の一つに人件費の高騰があります。

人件費確認のため平均賃金が落ち着いてきているのか、雇用者数や失業率から雇用市場が緩和してきているのか確認したいと思います。

市場予想を下回るようであれば利下げ期待に繋がりポンド売りが進むのではないかと注目しています。

 

 

 

カナダCPI(消費者物価指数)

カナダの物価が低下してきているのかCPI(消費者物価指数)の結果に注目です。

CPI(消費者物価指数)の結果が市場予想を下回り、物価が安定してきているようであれば利下げ期待からカナダドルが売られると注目しています。

 

 

 

英CPI(消費者物価指数)

英国は主要国の中で最も物価高が進んでいる国です。

どこまで物価が低下してきているのか、CPI(消費者物価指数)の結果に注目です。

英国は景気低下が懸念されているので物価が低下してきていれば一気に利下げ期待が高まると思います。

 

 

 

米小売売上高

米国は底堅い景気からソフトランディングが注目されています。

消費大国である米国の小売りが低下するようであれば景気後退が懸念され、強い小売りが確認されればソフトランディングの可能性が高まり、利下げ期待は後退するのではないかと注目しています。

 

 

 

ベージュブック

米国の経済状況、雇用状況を確認するために地区連銀の経済報告に注目です。

雇用市場が緩和してきているのか、物価が低下してきているのか、ソフトランディングの可能性が高まれば利下げ期待が後退しドル買いが進むのではないかと注目しています。

 

 

 

豪雇用統計

RBAは追加利上げの可能性を残しており、雇用統計の結果次第で利上げ期待は後退するのではないかと注目しています。

失業率に合わせて労働参加率にも注目しておきたいと思います。

労働参加率が上昇していると雇用市場が緩和し、フルタイムが増えていれば豪経済がしっかりしていると読み解けるのではないかと思います。

 

 

 

米失業保険申請件数

失業保険申請件数は毎週発表されることから雇用指標の先行指標として注目されています。

利下げをするのか雇用市場に注目が集まっていることから、雇用の先行指標である失業保険申請件数に注目です。

 

 

 

日本CPI(消費者物価指数)

日銀は金融正常化、マイナス金利解除の期待が高まっています。

ただ、物価見通しを下方修正するのではないかと一部報道が出てきているだけに、CPI(消費者物価指数)の結果が市場予想を下回るようであれば一部報道の信ぴょう性が高まり、マイナス金利解除の期待が後退し円売りが進むのではないかと注目しています。

 

 

 

ミシガン大学消費者信頼感指数

米国の景況感が悪化しているのか、利下げ期待に繋がる消費者信頼感指数に注目です。

今回は速報値なので市場予想と結果が乖離する可能性が高く、大きな値動きに繋がる可能性があるので要注目です。

また、同時に発表される期待インフレ率、特に1年先の期待インフレ率に注目しておきたいと思います。

 

 

 

2)要人発言

 

米FRB

FRBは昨年12月末の時点で24年の利下げ回数が5~6回を織り込まれています。

12月FOMCのドットチャートでは、24年の利下げ予想が3回だったことを考えると、織り込みが過ぎているように思います。

年あけて雇用統計やCPI(消費者物価指数)の結果を受けて3月FOMCでの利下げ確率が7割程度となっています。

今週は重要指標が少ないので利下げに前向きな発言が出てくるのかに注目し、利下げ確率に変化が出てくるのか注目です。

 

 

 

欧州ECB

ECBはFRBよりも先に利下げに踏み切るのではないかと注目されています。

ECBが早期利下げ期待が高まればユーロ売りドル買いが進み、他通貨に対してもドル買いが進むのではないかと注目しています。

今週はECB理事会メンバーの要人発言が多数予定されており、特にラガルドECB総裁の発言に注目しておきたいと思います。

 

 

 

英中銀

英国は高い物価と景気悪化でスタグフレーションが懸念されています。

英中銀MPCメンバーは高い金利を維持するためタカ派発言を続けています。

タカ派からハト派の内容に発言内容が変わってくると一気に利下げを織り込み、ポンド売りが進むのではないかと思います。

また、今週は英国の重要指標が多数予定されているので、英指標の結果を受けて発言に変化が出てこないかにも注目しておきたいと思います。

 

 

 

日銀

日銀は昨年12月にマイナス金利解除の期待が高まり円買いが進みました。

ただ、正月の能登地震の影響で日銀がマイナス金利の解除を先延ばしするのではないかとの観測から円売りが進んでいます。

一部報道では日銀が物価見通しを下方修正するのではないかと報じられたことで円安が進む場面がありました。

今週は日本のCPI(消費者物価指数)が予定されているので、CPI(消費者物価指数)の結果や物価見通しに関する発言に注目しておきたいと思います。

3月や4月の日銀金融政策決定会合でマイナス金利解除に踏み切るのか、それとも先延ばしするのか、マイナス金利解除に関する発言にも注目です。

 

 

 

 

 

◎今週のイベントスケジュール

 

1月15日(月曜日)

 

世界経済フォーラム(ダボス会議)

米国休場(キング牧師誕生日)

 

16:00 SEK スウェーデンCPI(消費者物価指数)

23:15 EUR ホルツマン・オーストリア中銀総裁発言

 

 

1月16日(火曜日)

 

世界経済フォーラム(ダボス会議)

 

08:30 AUD 豪Westpac消費者信頼感指数

16:00 GBP 英雇用統計・失業率・平均賃金

16:15 EUR ビルロワ・フランス中銀総裁発言

19:00 EUR ドイツ・ユーロ圏ZEW景況感指数

22:30 USD ニューヨーク連銀製造業景況指数

22:30 CAD カナダCPI(消費者物価指数)

 

 

1月17日(水曜日)

 

世界経済フォーラム(ダボス会議)

 

00:00 GBP ベイリーBOE総裁発言

01:00 USD ウォラーFRB理事発言

11:00 CNY 中国GDP

16:00 GBP 英CPI(消費者物価指数)

17:35 EUR バスレ・スロベニア中銀総裁発言

18:15 EUR シムカス・リトアニア中銀総裁発言

21:15 EUR クノット・オランダ中銀総裁発言

22:30 USD 米小売売上高

23:00 USD バーFRB副議長、ボウマンFRB理事発言

23:15 GBP ウッズBOE副総裁発言

 

 

1月18日(木曜日)

 

世界経済フォーラム(ダボス会議)

 

00:15 EUR ラガルドECB総裁発言

03:00 USD 米20年債入札

03:30 EUR ナーゲル・ドイツ連銀総裁発言

04:00 USD ベージュブック(米地区連銀経済報告)

05:00 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言

09:30 AUD 豪雇用統計・失業率・労働参加率

19:30 CHF ジョーダンSNB総裁発言

21:30 EUR ECB理事会議事要旨(12月14日分)

21:30 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言

22:30 USD 米失業保険申請件数、フィラデルフィア連銀製造業景況指数、建築許可件数

 

 

1月19日(金曜日)

 

世界経済フォーラム(ダボス会議)

 

00:15 EUR ラガルドECB総裁発言

01:00 USD 原油在庫量

01:30 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言

03:00 USD 米10年債入札

08:30 JPY 日本CPI(消費者物価指数)

16:00 GBP 英小売売上高

19:00 EUR ラガルドECB総裁発言

22:30 CAD カナダ小売売上高

 

 

1月20日(土曜日)

 

00:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)・期待インフレ率、中古住宅販売戸数

03:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント

06:15 USD デイリー・サンフランシスコ連銀総裁発言

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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