自民党総裁選とPCEデフレーターに注目! 「9月27日の注目点とイベントスケジュール」

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2024年9月27日

自民党総裁選とPCEデフレーターに注目! 「9月27日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日はスイス国立銀行(SNB)が市場予想通り0.25%利下げを決定、一部で0.5%利下げ予想があったため発表後はスイスフラン買いで反応しました。

声明文では2024年から26年のインフレ率予測を下方修正したうえで、「中期的な物価安定を確保するため、今後数四半期で政策金利のさらなる引き下げが必要になる可能性がある」などの見解を示しました。

 

NY時間には米国の失業保険申請件数が21.8万人と4カ月ぶりの低水準だったことや、8月米耐久財受注額などが予想より強い内容だったことで、米10年債利回りが3.80%台まで上昇するなかドル買いが進みドル円は一時145.21円と4日以来の高値を付けました。

 

本日は自民党総裁選や米国PCEデフレーターなど、今週の注目材料が多数予定されています。

また、月末・週末に向けてリバランスの動きなどにも注目しておきたいと思います。

目次

◎本日の注目点

 

1)経済指標

 

フランスHICP(消費者物価指数)(速報値)

フランスはユーロ圏でドイツに次ぐ経済大国です。

フランスのインフレが低下していれば利下げ期待に繋がるのではないかと注目しています。

市場予想を下回るのか、前回値と比べて低下しているのか注目です。

 

 

 

PCEデフレーター

FRBが最も注目している物価指標です。

先日のFOMCで0.5%利下げを決定し、今後の見通しを年内0.5%利下げとなっていますが、データ次第と言っています。

インフレが落ち着いてきているのであれば0.5%利下げ、もしかすると0.25%×2回ではなく次回0.5%利下げの可能性も出てくるのではないかと注目しています。

PCEデフレーターの結果を受けて利下げ確率がどのように変化するのか注目しています。

 

 

 

カナダGDP

カナダはインフレが落ち着いています。

先日のFOMCで0.5%利下げが決定されたことから、カナダの景気後退が懸念されれば次回のカナダ中銀も0.5%利下げに踏み切るのではないかとの予想が出てきています。

経済状況を確認するため、GDPの結果に注目です。

 

 

 

2)要人発言

 

先週までに主要中銀の金融政策発表が終了しました。

次回の金融政策発表に向けて、各要人発言の内容に注目です。

 

FRBは9月FOMCで年内利下げの見通しを0.5%(0.25%×2回)としています。

ターミナルレート(利上げの最終水準)を2.9%としています。

現在の金利が4.75%~5.00%なので、ターミナルレートまで2.00%の利下げ(0.25%×8回)となります。

今年0.5%利下げを実施するのであれば、来年1.5%(0.25%×6回)の利下げを進めるのか、利下げペースについてどのようは発言が出てくるのか注目です。

 

ECBは10月の理事会で利下げがあるのか、それとも据え置きなのか、発言内容に注目です。

先日の理事会後、0.25%利下げと据え置きで発言が分かれているため、どちらの発言が優勢となってくるのか、指標結果などを受けて発言内容に変化が出てくるのか注目です。

 

英中銀はインフレの高止まりから利下げには慎重な姿勢を示しています。

先日のMPC(金融政策決定会合)で、9名中8名のメンバーが据え置きを支持しています。

これから、11月のMPCに向けて利下げ支持がどこまで増えていくのか発言なように注目したいと思います。

 

日銀は年内の追加利上げがあるのか、発言内容に注目です。

予想では年内追加利上げと、追加利上げは来年に持ち越しとの予想が分かれています。

年内追加利上げの期待が進めば、再度円高が進む可能性があるので注目しておきたいと思います。

 

 

 

3)リスク要因

 

自民党総裁選

本日は自民党総裁選の投開票が予定されています。

誰が総裁となるのか、次期総裁は解散総選挙を考えているのか、総裁選の結果がマーケットに影響を与えるのか、総裁選の結果とその後の発言に注目です。

マーケットへの影響はほとんどないと思いますが、立憲民主党の総裁選も予定されているので結果には注意しておきたいと思います。

 

 

 

ウクライナ情勢・中東情勢

ウクライナには米英から兵器が支援されたとの話もあります。

今後、ロシアとウクライナの対立が激化し、リスクオフが進む可能性には注意しておきたいと思います。

また、中東では対立が激化しており、ポケベル(通信機器)が一斉に爆発するなど新たな展開も進んでいます。

マーケットがリスクオフとして受け止めるのか、中東情勢にも注意しておきたいと思います。

 

 

 

月末要因

月末・週末に向けてリバランスの動きなどが出てくる可能性があります。

リバランスの動きが活発になるのか、ロンドンFIXの前後には注意しておきたいと思います。

 

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

9月27日(金曜日)

 

自民党総裁選投開票

 

13:00 JPY 自民党総裁選投開票

15:45 EUR フランスHICP(消費者物価指数)(速報値)

16:55 EUR ドイツ雇用統計・失業率

17:15 EUR レーンECB専務理事兼主席エコノミスト発言

18:40 EUR チポローネECB専務理事発言

20:15 EUR ナーゲル・ドイツ連銀総裁発言

21:30 USD PCEデフレーター

21:30 CAD カナダGDP

23:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)・期待インフレ率

 

 

9月28日(土曜日)

 

02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント

02:15 USD ボウマンFRB理事発言

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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