2023年1月17日
英・カナダ指標に注目! 「1月17日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は米国市場がキング牧師の誕生日で休場、閑散相場となりました。
東京市場では円高が進みドル円は一時127.46円と昨年5月以来の安値をつけましたが、日銀の国債買い入れオペによりドル円は下げ渋る展開となりました。
日銀による国債買い入れオペは2兆円を超え、1月の買い入れ総額は17兆円を超えて過去最大となっています。
国債売りのマーケットと国債買い入れの日銀との対立となっており、どこまで日銀が国債買い入れるのか注目が集まっています。
このまま日銀の国債買い入れは無理だと思われています。
日銀の国債買い入れを変更するのか、本日より日銀金融政策決定会合がスタートしています。
日銀の観測報道で本日もクロス円が動く可能性に注意しておきたいと思います。
また、英国やカナダの経済指標にも注意しておきたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)経済指標
英雇用統計
12月の英中銀は経済優先で引き締めには消極的なハト派姿勢を示しました。
雇用状況が予想以上に悪化していた場合は、英中銀の引き締めは縮小・後退観測が高まりポンドは大きく売られるのではないかと思います。
逆に雇用状況が予想以上の強さを見せ、平均賃金が上昇していた場合は引き締め期待が進みポンド買いに繋がるのではないかと注目しています。
カナダCPI(消費者物価指数)
カナダ中銀は引き締め終了が見えてきている状況、主要中銀の中で最もハイペースで利上げを進めてきたカナダ中銀はいち早く利上げを終了するのではないかと思われています。
カナダのCPI(消費者物価指数)が予想よりも低下していた場合は、カナダ中銀の利上げ終了観測からカナダドル売りが進むのではないかと思っています。
CPI(消費者物価指数)の結果が予想よりも低下しているのか注目です。
2)要人発言
FRB
先週のCPI(消費者物価指数)の結果やミシガン大学の期待インフレ率が予想よりも低下していたことを受けて、FOMCメンバーのスタンスに変化が出てきているのか注目しています。
先週まではタカ派な内容が多く聞こえていましたが、ハト派な内容に変化するようであればドル売りが進むのではないかと思っています。
また、来週からはFOMC前のブラックアウト期間に入るので、次回FOMCの織り込みを確認するためにも今週の発言には注目です。
ECB
12月のECB理事会でラガルドECB総裁は景気後退よりも物価抑制を優先させると、タカ派姿勢を示しています。
欧州の物価高は米国以上で、利上げ開始も米国よりも遅かったことから、もう一時利上げを継続するのではないかと思っています。
ECBメンバーがそろってタカ派なのか、それとも物価より景気悪化を重要視するメンバーがいるのか、発言内容に注目です。
英中銀
英政府は緊縮財政で景気にブレーキをかけている状況です。
そのため12月の金融政策決定会合ではハト派姿勢を示しています。
9名のMPCメンバーの中には据え置きを支持したメンバーもいました。
2月の会合で利上げをするのか、据え置きなのか、どのくらいハト派がいるのか、英中銀MPCメンバーの政策スタンスに注目です。
今週は雇用統計やCPI(消費者物価指数)の結果を受けて、どのような発言が出てくるのかにも注目です。
日銀
今週最も注目されているのが日銀の動向です。
12月の日銀金融政策決定会合でサプライズのYCC(イールドカーブ・コントロール)の金利誘導幅変更でイッキに円高が進みました。
出口戦略の第1歩ではないかとマーケットは注目していますが、黒田日銀総裁は記者会見で出口戦略は否定しています。
日銀金融政策決定会合を挟んでどのような発言が出てくるのか、出口戦略(金融正常化)の観測に繋がるようなら円高が一気に進む可能性があるので注目です。
また、次期日銀総裁の行方と、候補者の政策スタンスにも注目です。
◎本日のイベントスケジュール
1月17日(火曜日)
ダボス会議(世界経済フォーラムの年次総会)
11:00 CNY 中国GDP・小売売上高
16:00 GBP 英雇用統計・失業率・平均賃金
16:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)(改定値)
16:30 EUR センテノ・ポルトガル中銀総裁発言
19:00 EUR ドイツZEW景況感指数
19:00 EUR ユーロ圏ZEW景況感指数
22:30 CAD カナダCPI(消費者物価指数)
22:30 USD ニューヨーク連銀製造業景況指数
1月18日(水曜日)
05:00 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言