2024年8月1日
英中銀の金融政策発表に注目! 「8月1日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は注目の日銀金融政策決定会合で、0.15%の利上げを発表し、国債買い入れ額の減額を発表しました。
国債買い入れ額の減額は市場予想通りで四半期毎に4000億円減額、約3兆円程度の減額を発表しています。
特に注目されたのが追加利上げで、植田日銀総裁は記者会見で追加利上げはデータ次第として追加利上げを否定しませんでした。
0.5%の壁を気にしているのかとの質問に、「0.5%という政策金利水準、特に意識しているわけではない」と答えたことから0.5%を超えての追加利上げの可能性も示唆するなどタカ派な内容となったことで円買いが進みました。
FOMCでは市場予想通り据え置きが発表され、声明では「インフレ目標に向けて
パウエルFRB議長は記者会見で「FOMCは利下げに近づいているという感触を得て
日銀のタカ派姿勢で円買いが進み、FRBのハト派姿勢でドル売りが進み、ドル円は4時30分過ぎに一時149.61円と3
ADP雇用統計は市場予想通りの結果となり、反応は限定的でした。
本日は英中銀の金融政策発表が予定されています。
市場予想が据え置きと利下げで分かれており、どちらの結果が出ても大きく動くのではないかと注目しています。
目次
◎本日の注目点
1)金融政策
英中銀
注目度:かなり高い
織り込み度:据え置きと利下げ予想が五分五分
バイアス:特になし
ポイント:利下げの有無とMPC投票配分
今回、利下げと据え置きで予想が割れており、どちらの結果が出てきても大きく動くのではないかと注目しています。
仮に据え置きになった場合はMPCメンバーの投票配分は僅差となるのではないかと思います。
利下げになった場合に注目したいのは、僅差で利下げなのか、それとも多くのMPCメンバーが利下げを支持したのかです。
多くのメンバーが利下げ支持した場合は次回以降も積極的利下げに繋がるのではないか、大きくポンド売りに繋がるのではないかと注視しています。
また、今回は経済見通しであるインフレーションレポートも同時発表されるので内容に注目。
インフレ見通しや経済見通しが下方修正されているようであれば、こちらも今後の利下げ予想に繋がるのではないかと考えています。
2)経済指標
ISM製造業景況指数
景気の先行指標として注目されるISM製造業景況指数に注目。
今後の景況感が悪化しているようであれば利下げ期待に繋がり、市場予想よりも強い結果となれば利下げ期待が後退するのではないかと注目しています。
◎本日のイベントスケジュール
8月1日(木曜日)
10:30 AUD 豪貿易収支
10:45 CNY 財新製造業PMI
16:50 EUR フランス製造業PMI(改定値)
16:55 EUR ドイツ製造業PMI(改定値)
17:00 EUR ユーロ圏製造業PMI(改定値)
17:30 GBP 英製造業PMI(改定値)
20:00 GBP 英中銀政策金利・声明文・MPC投票配分・インフレーションレポート
20:30 GBP ベイリーBOE総裁記者会見
21:30 USD 米失業保険申請件数、労働コスト
22:45 USD 米製造業PMI(改定値)
23:00 USD ISM製造業景況指数
8月2日(金曜日)
01:00 GBP ピルBOE主席エコノミスト発言