2022年6月16日
英国とスイスで政策発表! 「6月16日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は市場予想通り0.75%の利上げを発表。
7月のFOMCでも0.5%もしくは0.75%の利上げを示唆しました。
0.75%の利上げは1994年11月以来27年半ぶりです。
市場予想通りの結果だったことから発表後に米ドルは売られる展開となりました。
本日はスイス・英国と政策発表が続きます。
特に英国の金融政策発表には注目しておきたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)政策発表
英中銀
注目度:高い
織り込み度:0.25%の利上げを織り込み済み
バイアス:ポンド上値重い
ポイント:利上げの継続と景気見通し
英中銀の注目する点は、このまま利上げを続けるのかと景気の見通しです。
物価高を抑える為に利上げを続けるのであれば、利上げによる景気後退の可能性が出てきます。
対して、景気後退を懸念して引き締めを後退させると物価高が続き、消費意欲を低下させてしまう可能性があります。
どちらを英中銀が選択するのか、英中銀の判断と景気見通しに注目です。
景気見通しが悪化するような内容であればポンド売りが進む可能性があるので注目しておきたいと思います。
利上げの見通しについては声明文やMPCメンバーの投票配分から確認したいと思います。
スイス国立銀行政策金利
注目度:普通
織り込み度:現状維持を織り込み済み
バイアス::特になし
ポイント:声明文と記者会見
スイス国立銀行は現状のマイナス金利政策を維持すると予想されています。
声明文や記者会見でも、スイスフラン高をけん制する発言が出てくると予想しています。
なので、特に予想外のことがなければ無風通過で終わると予想しています。
マイナス金利の解除など、予想外の内容が出てこないかだけ注意しておきたいと思います。
2)経済指標
豪雇用統計
豪州の雇用統計で注目したいのは労働参加率です。
労働参加率が上昇している状況で、失業率が下がっているのかに注目です。
また、フルタイムの雇用が伸びているかにも注目です。
◎本日のイベントスケジュール
6月16日(木曜日)
10:30 AUD 豪雇用統計・失業率・労働参加率
16:00 EUR ビスコ・イタリア中銀総裁発言
16:30 CHF スイス国立銀行政策金利発表
16:45 EUR ビルロワ・フランス中銀総裁発言
16:50 EUR パネッタECB専務理事発言
17:30 EUR デギントスECB副総裁発言
17:30 CHF ジョーダンSNB総裁記者会見
18:30 EUR クノット・オランダ中銀総裁、センテノ・ポルトガル中銀総裁、デコス・スペイン中銀総裁発言
20:00 GBP 英中銀政策金利・声明文・MPC投票配分発表
21:30 USD 失業保険申請件数・フィラデルフィア連銀製造業景況指数
6月17日(金曜日)