2019年4月11日
英国離脱10月31日まで再延期決定! ~4月11日の注目点とイベントスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日はイベントが多く、大きく動いた1日だったと思います。 ECB理事会では、ハト派内容でユーロは大きく売られました。 FOMC議事録はタカ派でドルは買い戻し。 RBAはハト派でオージーが売られ、RBA副総裁のタカ派発言で、オージーは買い戻し+大幅上昇となりました。
また、最大の注目点だった臨時EUサミットは、先ほどまで解されていました。 結果「10月31日までの再延期」が決まりました。 ポンドの反応が気になります。
目次
◎本日の注目点
1)Brexit
先ほど、ヘッドラインで「EU首脳が英国の離脱延期で合意と確認」「10月31日まで再延期」と出てきました。 N.Y.クローズ後の発表。 東京市場の反応は!? 欧州市場の反応は!? 気になるところです。
また、離脱の再延期により、新たな注目点が出てきます。
・欧州議会選挙の参加はどうするのか?
・欧州議会での立場は?
・今後の英国議会でのスケジュールは?
・メイ首相の進退は?
など、ここから再度離脱案の審議が英国で始まると思われます。 特に、ポンドにとって影響しそうなのは、英国議会での主導権争いではないかと思います。 10月31日まで期間が延びたことで、解散総選挙も時間的余裕が出来ました。 英国議会に要注意です。
2)米要人発言
今朝、FOMC議事録が発表。 内容的には、想定よりもタカ派な内容だったのかなぁと思います。 ドル円もFOMC議事録発表後に、上昇で反応しています。
ドル円は、今週に入りジリジリと下値を模索している状況。 長くレンジ下値だった111円前半を、割り込んできています。 ここから、さらに下値を模索するのか!? 反発して再度レンジに戻るのか!? 本日の要人発言に注目が集まります。
3)欧州経済指標
本日、欧州でHICP(消費者物価指数)を中心に、経済指標が多く予定されています。 昨日のECB理事会でも、景気減速について発言がありました。 ユーロは軟調となっています。 今日の経済指標で悪い結果が続けば、ユーロ軟調に拍車がかかるかもしれません。 要注意です。
◎本日のイベントスケジュール
4月11日(木曜日)
G20財務相中央銀行総裁会議(ワシントン)
10:30 CNY 中国CPI(消費者物価指数)
11:30 AUD デベルRBA総裁補佐発言
15:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)
15:45 EUR フランスHICP(消費者物価指数)
16:30 SEK スウェーデンCPI(消費者物価指数)
17:00 USD IEA月次報告
21:30 CAD 新築住宅指数
22:30 USD クラリダFRB副議長発言
22:40 USD ブラード・セントルイス連銀総裁発言
4月12日(金曜日)
英国・EU離脱期限日
G20財務相中央銀行総裁会議(ワシントン)
IMF世界銀行春季会合(ワシントン)
00:00 MXN 金融政策決定会合議事録
02:00 USD 30年債入札
03:00 USD カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁発言
05:00 USD ボウマンFRB理事発言
07:30 NZD NZ PMI