2019年3月14日
英国Brexit関連採決3日目! ~3月14日の注目点とスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
今朝は、英国議会で合意なき離脱をするのかどうかを問う議会採決が行われました。 結果は312票 対 308票と4票差で、合意なき離脱は回避されました。 想定以上に僅差で回避したことは驚きでしたが、合意なき離脱が回避されたことを好感してポンドは上昇しています。 ポンド円は147円から148円台後半まで、約2円ほど上昇しました。
また、英国議会で採決に注目が集まる中、トランプ大統領は「中国との貿易合意を急がず」と発言したことで、米中関係にリスクを感じたのか、ドル円は下落しました。
目次
◎本日の注目点
1)英国離脱期限の延長採決
今朝の英国議会の採決では、312票 対 308票で合意なき離脱は回避されました。 ただ、事前のコンセンサスでは、余裕で合意なき離脱は回避できると思っていたので、4票差は意外でした。
合意なき離脱が回避されたことで、今日は離脱期限の延期を問う議会採決が実施されます。 コンセンサスは離脱期限の延期が可決されるですが、今朝のこともあるので油断はできません。 また、野党からは不信任案や2度目の国民投票が提案されるかもしれません。
また、今日の採決で離脱期限が延期されることになっても、21日のEUサミットでEU27か国から合意してもらわないといけません。 なので、EUの要人発言には注目しておきたいと思います。
以下も参照ください↓↓↓
2)米中関係
昨日のトランプ大統領の発言で「中国との貿易合意を急がず」との事。 いまだ米中通商協議は合意できていません。 ここまで来て、まさかの決裂なんてことはないと思いますが、懸念事項にはなっています。
昨日もトランプ大統領の発言が出た後は、ドル円下落、リスクオフに傾きました。 再度、同様の発言や決裂を示唆するような発言が出てきた場合は、リスクオフの円買いや豪ドルの売りに繋がる可能性があります。 中国では、15日まで全人代が開催されています。 米中関係に気を付けておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
日銀金融政策決定会合(1日目)
3月14日(木曜日)
11:00 CNY 中国鉱工業生産
16:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数
16:45 EUR フランスHICP(消費者物価指数)
17:30 SEK スウェーデン失業率
20:00 USD OPEC月次報告
21:30 USD 輸入物価指数
21:30 CAD 新築住宅価格指数
23:00 USD 新築住宅販売戸数
3月15日(金曜日)
04:00 GBP 英国議会離脱延長採決(予定)
06:30 NZD NZ PMI
07:50 CAD ウィルキンスBOC副総裁発言
12:00前後 JPY 日銀政策金利発表
15:30 JPY 黒田日銀総裁記者会見