2021年12月21日
英欧離脱交渉と米議会に注目! 「12月21日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は大きくリスクオフが進みました。
オミクロン株が感染拡大を続け、行動規制を強化する国が出てきていることから、景気後退に繋がるのではないかとの警戒からリスクオフが進んでいます。
また、米国では可決すると思われていた大型歳出法案(予算案)が、マンチン米上院議員の反対で通過が難しくなってきている状況です。
予算案が通過しないことで、来年の米国の経済成長率が予想に届かないのではないかと株価下落し、リスクオフに繋がっています。
トルコではリラが最安値を更新し、リラ円は6.17円まで売り込まれ、18
その状況から、エルドアン大統領の発言と為替介入でトルコリラは暴騰し50%高となっています。
かなりのリラショートが踏み上げられたのではないかと言われています。
本日も市場参加者は少なく閑散相場が予想され、急変しやすい状況だと思います。
リスク要因に注意して、リスク管理はしっかりとしていきたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)リスク要因
本日は3つのリスク要因に注意したいと思います。
1番注目しているのは英欧離脱協定です。
先週末にフロストEU担当大臣が辞任し、離脱協定は難航中です。
その上で昨日トラス英外相が「北アイルランド議定書について、21日にセフコビッチ欧州委員
もう一つ注目しているのが米議会です。
昨日もマンチン米上院議員がバイデン大統領の大型歳出法案に反対し、議会通過が難しくなっている状況です。
予算が通過しない可能性が出てきたことで、来年の経済成長率見通しを下方修正する動きも出てきており、FRBの利上げ期待にも影響が出るのではないかと注目されています。
クリスマスも近いことから、残り日数の少ない米議会で、予算が通過するのかどうか駆け引きに注目です。
最後にトルコリラにも注意しておきたいと思います。
取引量が少ない中で、エルドアン大統領の発言と介入で50%高という大きなボラティリティになっています。
上昇したトルコリラが下げ止まるのか、再度下落するのか、トルコがデフォルトするのか、トルコの状況に注意しておきたいと思います。
その他のリスク要因や英欧のリスク要因については、週間分析も参照ください。
クリスマス前で閑散相場か!? 「12月20日週の注目点とイベントスケジュール」
2)カナダ小売売上高
今週の数少ない経済指標の一つです。
カナダは来年の利上げ時期に注目が集まっており、本日の小売売上高が良い結果が出てくると利上げ期待が高まるのではないかと注目しています。
オミクロン株の影響で原油価格の上値が重くなっている状況で、カナダドル上昇のキッカケになるのか、下落バイアスに抑えられるのかにも注目しています。
◎本日のイベントスケジュール
12月21日(火曜日)
09:30 AUD RBA理事会議事要旨
16:00 EUR ドイツGfk消費者信頼感指数
18:00 EUR カジミール・スロバキア中銀総裁発言
22:30 CAD カナダ小売売上高
12月22日(水曜日)
00:00 EUR ユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)
03:00 USD 米20年債入札
岡ちゃんマンおススメ分析ツール
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