2022年2月15日
英雇用統計・米PPI(生産者物価指数)・ウクライナに注目! 「2月15日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は日銀による指値オペが実施されましたが、結果は日銀による買い入れ額はゼロ。
事前に告知されていたことと、リスクオフによる金利低下から日銀のターゲットを下回り、購入額はゼロなりました。
欧州市場に入るとウクライナ情勢による地政学リスクが警戒されイッキにリスクオフが進み円高が進みました。
その後ラブロフ露外相の発言でリスクオフは後退しましたが、ウクライナ情勢を巡る発言やヘッドラインが多数出てくる状況は続いています。
本日もウクライナ情勢を巡るリスクオフが中心のマーケットになるのではないかと注目しています。
目次
◎本日の注目点
1)経済指標
英雇用統計
本日の英国の雇用統計のポイントは平均賃金です。
雇用者数や失業率は人手不足から改善されていると予想されます。
それよりも英国でも問題となっている物価上昇の要因となっている人件費の高騰がどこまで進んでいるのかに注目が集まっています。
平均賃金が予想を上回る上昇を見せた場合は、明日発表されるCPI(消費者物価指数)も予想を上回るのではないかとの期待に繋がり、英中銀の引き締め加速観測に繋がりポンド買いが出てくるのではないかと注目しています。
米PPI(生産者物価指数)
PPI(生産者物価指数)は仕入れ価格のようなもの。
仕入れ価格が上昇すると企業は商品価格に転嫁します。
そのためPPI(生産者物価指数)が上昇すると、CPI(消費者物価指数)の上昇に繋がる可能性が高いと思われます。
米国では物価上昇が問題となり、FRBが一生懸命に物価を抑えようと引き締め方向に動いています。
本日のPPI(生産者物価指数)が予想を上回るようであれば、FRBの引き締め加速に繋がるのではないかと注目しています。
2)リスク要因
昨日、ラブロフ露外相が対話での解決の可能性に触れたことや、米国との協議継続の可能性に触れたことでリスクオフは一時後退しています。
ただ、それでも米国は近いうちにロシアのウクライナ侵攻はあると言っており、緊張状態は続いています。
本日もウクライナに関するヘッドラインや発言でリスクオフが進んだり、後退したりと、ボラティリティの高い相場になるのではないかと注目しています。
◎本日のイベントスケジュール
2月15日(火曜日)
09:30 AUD RBA理事会議事要旨
16:00 GBP 英雇用統計・失業率・平均賃金
19:00 EUR ドイツZEW景況感指数
19:00 EUR ユーロ圏ZEW景況感指数・10~12月期GDP(改定値)
22:30 USD 米PPI(生産者物価指数)・ニューヨーク連銀製造業景況指数
2月16日(水曜日)
10:30 CNY 中国CPI(消費者物価指数)
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