2023年2月15日
英CPI(消費者物価指数)に注目! 「2月15日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は注目の米CPI(消費者物価指数)が発表され、予想を上回る結果でしたがサプライズといえるほどではありませんでした。
ただ、その後CPI(消費者物価指数)の結果を受けて要人発言が多数あり、タカ派な内容が多く米金利が上昇しドル買いが進んでいます。
本日は英CPI(消費者物価指数)が予定されており、ポンドの動きに注目したいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)経済指標
英CPI(消費者物価指数)
英中銀はインフレがピークに達した可能性があると指摘。
ただ、インフレ圧力にも強い警戒感を示しているとしています。
CPI(消費者物価指数)の結果が予想を下回り、インフレがピークに達した可能性が証明されると利上げの可能性は後退するのではないかと思います。
逆にCPI(消費者物価指数)の結果が予想を上回るようであれば、インフレ圧力への警戒感から利上げの可能性が高まるのではないかと思います。
昨日発表された英雇用統計では予想以上の雇用結果となり、英国の人手不足が確認されています。
予想以上の平均賃金は人件費の高騰に繋がり物価高に繋がります。
予想以上の結果が出てくるのではないかと、CPI(消費者物価指数)の結果に注目しています。
2)要人発言
FRB
12月のFOMCでドットチャートからFRBのターミナルレート(利上げの最終水準)は5.1%と予想されています。
2月FOMCの利上げでFRBの金利は4.75%となっており、あと2回の利上げでターミナルレート(利上げの最終水準)に達します。
あと2回の利上げを実施したあとは利上げを停止するのか、それとも利上げ回数は1回なのかなど、利上げ終了に関してどのような発言をするのか要人発言に注目です。
米1月CPI(消費者物価指数)の結果は予想を上回るもので、根強いインフレ高を示しています。
この結果を受けて発言が変わるのかにも注目です。
ECB
ECBは先日の理事会で3月の0.5%利上げを示唆しており、5月以降は0.50%かもしれないし0.
ターミナルレート(利上げの最終水準)は3.7%程度が予想されています。
ECB要人発言から、5月以降の利上げペースやターミナルレート(利上げの最終水準)についてどのような発言が出てくるのか注目です。
BOE
英中銀は先日の金融政策発表で「インフレがピークに達した可能性がある
雇用統計では人手不足が確認でき、予想以上の賃金上昇が確認できています。
予想以上の賃金は人件費高騰で物価高に繋がるため、CPI(消費者物価指数)の結果を受けて英中銀要人がどのような発言をするのか注目です。
インフレ後退について発言が出てくるようであれば利上げペースが後退、逆にインフレ警戒感などの発言が出てくるようであれば利上げペースが進むのではないかと注目しています。
日銀
政府は時期日銀総裁に植田氏を指名しています。
今週は国会で植田氏起用について議論される見通しです。
日銀に関しては、植田氏の元で異次元緩和の修正に動くのか、共同声明をどうするのか発言内容に注目が集まっています。
また、植田氏に対する政策スタンスも日本と海外では認識に差があるようで、日本ではややタカ派と受け止めており、海外ではハト派と受け止められています。
発言内容から今後の日銀の政策スタンスに注目です。
◎本日のイベントスケジュール
2月15日(水曜日)
09:30 AUD ロウRBA総裁発言
16:00 GBP 英CPI(消費者物価指数)
17:00 EUR スペインHICP(諸飛車物価指数)
22:30 USD 米小売売上高・ニューヨーク連銀製造業景況指数
23:00 EUR ラガルドECB総裁発言
3月16日(水曜日)
00:30 USD 原油在庫量
09:30 AUD 豪雇用統計・失業率・労働参加率