製造業・サービス業・総合PMIの速報値と失業保険申請件数に注目! 「8月22日の注目点とイベントスケジュール」

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2024年8月22日

製造業・サービス業・総合PMIの速報値と失業保険申請件数に注目! 「8月22日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日は米国の労働統計局の年次改定が下方修正されるのではないかと注目が集まっていました。

市場予想では60万人の下方修正、最大で100万人の下方修正になるのではないかとの予想もありましたが、結果は81.8万人の下方修正となりました。

23時に公表されるのではないかとの一部報道もあり、23時過ぎに一時ドル円は上昇、その後も情報が錯綜する中でドル円は荒い値動きとなりました。

下方修正の結果を受けて米金利は低下し、ドル売り優勢となっています。

 

3時にはFOMC議事要旨が発表され、7月FOMCで利下げが検討されていたことや9月利下げの正当性が検討されていたことで、結果を受けてドル売りが加速しドル円は一時144.46円と7日以来の安値を付けました。

 

本日は製造業・サービス業・総合PMIの速報値がフランス・ドイツ・ユーロ圏・英国・米国で発表れるので注目しています。

また、昨日の雇用者数の年次改定が注目されていただけに、本日発表の失業保険申請件数にも注目しておきたいと思います。

目次

◎本日の注目点

 

1)経済指標

 

製造業・サービス業・総合PMI(速報値)

今後の景況感を示す製造業・サービス業・総合PMI(速報値)の発表が、フランス・ドイツ・ユーロ圏・英国・米国で予定されています。

景況感が悪化すれば追加利下げの期待感が高まるのではないかと思います。

特に今回は速報値なので市場予想と乖離する可能性が高く、値動きに繋がるの可能性があるので注目しています。

 

 

 

失業保険申請件数

昨日の労働統計局の年次改定で、3月まで1年間の雇用者数が下方修正され米金利が低下しました。

発表予定であった23時過ぎには情報が錯綜し、ドル円は荒い値動きとなるほど雇用に注目が集まっています。

失業保険申請件数は毎週発表され、雇用指標の先行指標として注目されるため、雇用に注目が集まっている状況で大きな値動きに繋がるのではないかと注目しています。

 

 

 

日本CPI(消費者物価指数)

日銀は先日の金融政策決定会合で追加利上げの可能性を示唆しました。

その後火消し発言が出てきたものの、データ次第では追加利上げの可能性が高まるのではないかと考えています。

そのデータの1つとして日本のCPI(消費者物価指数)に注目しています。

物価高が進めば追加利上げの可能性が高まるのではないかと考えています。

 

 

 

2)リスク要因

 

現在のリスク要因として株価暴落、中東情勢、日米選挙、ウクライナ情勢が挙げられます。

 

昨日、米国労働統計局が発表する年次改定で、雇用者数が81.8万人の下方修正となりました。(市場予想:約60万人)

昨年は30万人下方修正されており、今年の80万人下方修正は過去最大の修正幅となっています。

下方修正を受けて米金利は低下しています。

今後の米景気後退につながらないか注目しています。

 

また、再度日銀の追加利上げの噂も出てきています。

今週発表の日本CPI(消費者物価指数)が上振れするようなことがあれば、追加利上げの可能性が高まり、株価下落に繋がるのではないかと注目しています。

 

中東情勢はイランがイスラエルに対して報復攻撃をするのではないか、ウクライナ情勢はロシアが戦術核兵器で報復するのではないかと懸念されています。

 

日本は自民党総裁選、年内の衆院選がどのようになるのか注目されています。

自民党が議席を減らし過半数を獲得できない、政権交代となるとマーケットはリスクとして受け止めると考えています。

 

米国の大統領選挙はトランプとハリスが接戦となっており、どちらに傾くのか注目されています。

また、トランプが大統領になったらどうなる?

ハリスが大統領になったらどうなる?

と、次期大統領の米国政治にも注目が集まっています。

 

明日にジャクソンホール・シンポジウムを控えており、要人発言もしくはリスク要因でマーケットが動いていくのではないかと考えています。

 

 

 

3)要人発言

 

本日から24日の日程で、マーケットが注目するジャクソンホール・シンポジウムが予定されています。

ジャクソンホール・シンポジウムはアメリカ・ワイオミング州にある避暑地で、毎年8月末にカンザスシティ連銀が主催で開催する中銀総裁・財務相・経済学者のシンポジウムです。

各国の中銀総裁や財務相が集まることから多くの発言が出てきます。

そのため金融政策に関する発言などが出てきてマーケットが大きく動くことがあります。

例年、欧米のマーケット参加者はジャクソンホール・シンポジウムから夏休みがあけて、マーケットに戻ってくることからトレンドが変わる可能性もあるので注意が必要です。

 

また、現在は各国中央銀行が政策変更を行っているタイミングで、追加の政策変更がどの程度の規模になるのか注目が集まっています。

FRBは年内3~4回の利下げ織り込みが進んでおり、9月FOMCの利下げ幅が0.5%になるのか0.25%になるのか注目されています。

 

ECBは9月に追加利下げを決定するのではないかと注目されています。

欧州の経済指標結果を受けて利下げに前向きな発言が出てくるのか、否定的な発言が出てくるのか注目です。

 

その他、カナダや英国も追加利下げがあるのか、注目しておきたいと思います。

 

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

8月22日(木曜日)

 

ジャクソンホール・シンポジウム(テーマは「金融政策の有効性と伝達の再評価」)

 

16:15 EUR フランス製造業・サービス業・総合PMI(速報値)

16:30 EUR ドイツ製造業・サービス業・総合PMI(速報値)

17:00 EUR ユーロ圏製造業・サービス業・総合PMI(速報値)

17:30 GBP 英製造業・サービス業・総合PMI(速報値)

20:30 EUR ECB理事会議事要旨(7月18日分)

21:30 USD 米失業保険申請件数

22:45 USD 米製造業・サービス業・総合PMI(速報値)

23:00 USD 米中古住宅販売件数

 

 

8月23日(金曜日)

 

ジャクソンホール・シンポジウム(テーマは「金融政策の有効性と伝達の再評価」)

 

07:45 NZD 四半期NZ小売売上高

08:30 JPY 日本CPI(消費者物価指数)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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