2024年5月23日
製造業・サービス業・総合PMI(速報値)に注目! 「5月23日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日はRBNZ理事会で据え置きを発表、声明文では利下げ時期は25年を見通している。
追加利上げが検討した。
などとタカ派な内容にNZドル買いで反応しました。
英国ではCPI(消費者物価指数)が市場予想を上回る結果となるとポンド買いで反応した。
スナク英首相は議会を解散し、7月4日に総選挙を実施すると発表。
FOMC議事要旨では「最近
本日は製造業・サービス業・総合PMI(速報値)が各国で発表されるので注目しておきたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)経済指標
製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
景気の先行指標としてPMIが注目されています。
フランス・ドイツ・ユーロ圏・英国・米国でPMI(速報値)が発表され、今後の景況感について結果が出ます。
景気悪化が懸念されるようであれば利下げ期待が高まるのではないかと思います。
米国は強い結果が出ればさらに利下げ先送り期待が高まるのではないかと思います。
日本CPI(消費者物価指数)
日銀は追加利上げ、国債買い入れ額の減額など金融正常化に向けて動くのか注目されています。
物価の上昇が目標を達成しているのか、継続的な上昇に繋がっているのか注目です。
2)要人発言
各国、利下げ時期と利下げ回数に注目が集まっています。
ECBは6月利下げが濃厚、カナダ中銀は利下げの可能性あり、英中銀は6月利下げの可能性が少し高まってきた状況です。
今後、6月に利下げが実施されるのか、利下げの可能性が出てくるのか、各国の要人発言の内容に注目しておきたいと思います。
また、年内の利下げ回数や追加利下げのペースについて発言が出てこないかにも注目しています。
FRBは強い経済と根強いインフレ圧力により利下げ先送り観測が高まっていましたが、弱い雇用統計などで再度利下げ期待が高まってきています。
また、一昨日の市場予想を下回るCPI(消費者物価指数)や小売売上高の結果を受けて、さらに利下げ期待が高まっています。
一部では年内の利下げが出来ない可能性も予想されていましたが、再度9月利下げの可能性も高まってきています。
利下げ開始を9月にするのか、12月にするのか、来年に持ち越すのか、発言内容に注目しておきたいと思います。
3)円安・介入警戒
ドル円160円超えたことから円買い介入が始まり、3度もしくは4度の円買い介入でドル円は153円台まで下落しました。
マーケットも円買い介入によって上値の重い展開を意識するようになっています。
このままドル円が153円~157円のどこかで落ち着くのか、再度157円を超えて160円を目指す展開となるのか注目です。
また、円買い介入がどの水準で実施されるのかにも注目です。
現在、ドル円の上値は157円が節目として注目されており、157円を超えた時に介入の動きが出てくるのかに注目です。
そのほか、欧州や米国がいつまで介入を許容してくれるのか、海外の反応にも注意しておきたいと思います。
イエレン財務長官は「G7国の通貨は市場で決定されるべき」「為替介入はまれな行為であるべき、他国への伝達必要」との考えを改めて強調し、日本当局による円買い介入にけん制するような発言をしています。
このように海外から介入に否定的な反応が出てきた場合は介入がしにくくなり、再度ドル円が上昇し始める可能性が出てくると思います。
ドル円の動きと水準、介入に関する発言などに注目です。
◎本日のイベントスケジュール
5月23日(木曜日)
G7財務相・中央銀行総裁会議
16:15 EUR フランス製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
16:30 EUR ドイツ製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
17:00 EUR ユーロ圏製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
17:30 GBP 英製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
20:00 TRY トルコ金融政策発表
20:30 GBP ピルBOE主席エコノミスト発言
21:30 USD 米失業保険申請件数
22:45 USD 米製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
23:00 USD 米新築住宅販売件数
5月24日(金曜日)
G7財務相・中央銀行総裁会議
02:00 USD 米10年債入札
04:00 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言
08:30 JPY 日本CPI(消費者物価指数)