2021年11月12日
要人発言から中銀の方向性を確認! 「11月12日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は米国やカナダが休場で取引量が低下、方向感のない1日でした。
一昨日は米CPI(消費者物価指数)が大幅に上昇して米金利が上昇していましたが、昨日は米債券市場が休場。
本日は、休み明けの債券市場がどのような動きになるのか気になります。
また、週末前でポジション調整などの動きにも注意しておきたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)要人発言
本日はFRB・ECB・BOEの要人発言が予定されています。
3中銀とも政策変更が注目されていて、要人発言に注目が集まっています。
特に本日予定されている要人は、政策変更に大きく影響力を持つ人物なので金融政策に関する発言が出てこないか注目です。
各中銀の注目ポイントは以下の通りです。
FRB
先日のFOMCでテーパリングの開始を発表し、今週発表されたCPI(消費者物価指数)は31年ぶりの高水準となりました。
FRBは今月から毎月150億ドルづつ資産買い入れ額の減額を始め、計画通りに進めば来年6月には資産買い入れを終了する予定です。
物価は高水準で上昇し、テーパリングも完了する見通しが出たことで、22年後半に利上げがあるのか、23年は何回くらい利上げをする見通しなのかに注目が集まっています。
BOE
先日の英中銀(BOE)では、利上げ予想を覆し据え置きを発表しています。
利上げ票を投じたのはラムズデンBOE副総裁とソーンダースBOE外部理事の2名。
利上げに前向きな発言をしていたベイリーBOE総裁は据え置きに投票しています。
ただ、昨日発表されたGDPは予想は下回ったものの、順調な成長率となっています。
12月の利上げについての発言に注目です。
ECB
ECBは12月の理事会でPEPP(パンデミック緊急購入プログラム)の見直しをすると予想されています。
PEPP(パンデミック緊急購入プログラム)を3月で終了するのか、PEPP(パンデミック緊急購入プログラム)に替わる資産購入を始めるのか、物価高に対してどのような対策をとるのか、12月理事会のヒントになるような内容が出てくるのか注目です。
追加の緩和姿勢を強めるようであればユーロの上値を抑えていくのではないかと考えています。
2)パウエルFRB議長の後任
パウエルFRB議長の後任人事を巡り、様々な報道が出てきています。
先週「ブレイナードFRB理事とバイデン大統領が面談していた」との報道があり、ブレイナードFRB理事の次期FRB議長就任が濃厚になったと思えば、昨日は「米当局者はパウエル米連邦準備理事会(FRB)議
早ければ週末にでも氏名があるのではないかと注目されています。
後任氏名があれば、株式市場・債券市場に大きく影響するのではないかと思っています。
◎本日のイベントスケジュール
11月12日(金曜日)
22:50 EUR レーンECB専務理事兼主席エコノミスト発言
23:00 GBP ハスケルBOE外部理事発言
11月13日(土曜日)
00:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数
02:10 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言
03:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
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