2021年11月8日
要人発言から利上げ期待は高まるか? 「11月8日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
今週から米国がサマータイム終了、標準時に移行しています。
指標発表時間やマーケットオープン時間などが1時間遅くなっているので要注意です。
週末に米議会では1兆ドルのインフラ投資法案が成立しているので、本日のマーケットにどこまで影響が出てくるか注目したいと思います。
また、本日月曜日から要人発言が多数予定されているので、ボラティリティもそこそこ出てくると思います。
発言のスケジュールはしっかりと注意しておきたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)要人発言
FRB
先日のFOMCでテーパリングの開始を発表し、FRBは今月から資産買い入れ額の減額を始めます。
計画通りに進めば、来年6月には資産買い入れを終了する予定です。
この後、22年後半に利上げがあるのか、23年は何回くらい利上げをする見通しなのかに注目が集まっています。
投票権を持つ要人たちの発言から利上げ期待を伺う展開になると思います。
ECB
ECBは12月の理事会でPEPP(パンデミック緊急購入プログラム)の見直しをすると予想されています。
PEPP(パンデミック緊急購入プログラム)を3月で終了するのか、PEPP(パンデミック緊急購入プログラム)に替わる資産購入を始めるのか、物価高に対してどのような対策をとるのかなどを要人発言から読み取りたいと思います。
追加の緩和姿勢を強めるようであればユーロの上値を抑えていくのではないかと考えています。
2)米金利
本日は3年債の入札があります。
米金利はFOMC後から低下して、一時1.43%まで下落しています。
入札を受けて米金利が上昇するのか、それとも下落するのか注目です。
金利が低下すると米ドルの売りに繋がるのではないかと注目しています。
◎本日のイベントスケジュール
11月8日(月曜日)
ユーロ圏財務相会合
08:50 JPY 日銀金融政策決定会合における主な意見(10月28日分)
22:10 EUR レーンECB専務理事兼主席エコノミスト発言
23:00 USD クラリダFRB副議長発言
11月9日(火曜日)
00:30 USD パウエルFRB議長発言
02:00 USD ボウマンFRB理事、ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁(23年投票権)発言
03:00 USD 米3年債入札
03:50 USD エバンス・シカゴ連銀総裁(23年投票権)発言