2022年5月23日
要人発言に注目! 「5月23日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
週末に実施された豪議会選挙では政権交代が起きています。
月曜早朝では豪ドルに大きな反応は出ていませんが、親中派の政権がどのような政策をとるのか、政策次第で豪ドルの動きに変化が出てくるのではないかと注目しています。
また、本日は日本で日米首脳会談が開催されます。
相場に影響するような材料が出てくるか注目しています。
目次
◎本日の注目点
1)要人発言
ECB要人
ECBは6月理事会でAPP(資産購入プログラム)を終了し、7月利上げ示唆するのではないかとの観測が高くなってきています。
ECB要人の発言から、7月利上げに関する発言が出てくるのか、景気見通しや物価見通しについてどのような発言が出てくるのか注目です。
7月利上げの可能性が高まればユーロ買いが進む可能性が高いので注目しています。
BOE要人
英国は前年比9%の物価高と、高い人件費から物価を抑えるために利上げを進めたいと思われます。
ただ、物価高による消費の低下など景気後退の懸念も同時に高まっており、スタグフレーションの懸念が出ています。
景気を優先して引き締めを遅らせるのか、物価を優先して引き締めを加速させるのか、発言内容に注目しています。
景気を後退させずに引き締めを進めることができるようであればポンド買いですが、景気後退の可能性から引き締めを遅らせるようであればポンド売りが加速する可能性があるのではないかと注目しています。
FRB要人
米国は0.5%利上げを示唆していることから、注目は今後の利上げ幅と景気の後退についてです。
特に、利上げを進めることで景気が大きく冷え込むのではないかとの懸念が強くなってきています。
今後の景気見通しについてと利上げについての発言、また発言後の米株価の動きに注目しておきたいと思います。
引き締めを進めるタカ派発言が出てきても、景気後退が懸念されれば株価が下落しドル売りが進む可能性があるのではないかと注目しています。
2)NZ小売売上高
明日早朝にNZ小売売上高が発表されます。
今週はRBNZ理事会が予定されていて、0.5%利上げが予想されています。
明日の小売売上高で強い消費が確認できれば、次の利上げにも大きく影響する、さらなる追加利上げの可能性も高まるのではないかと注目しています。
◎本日のイベントスケジュール
5月23日(月曜日)
世界経済フォーラム(WEF)年次総会
ユーロ圏財務相会合
日米首脳会談
08:05 AUD ケントRBA総裁補佐発言
17:00 EUR ドイツIFO景況感指数
23:15 EUR ホルツマン・オーストリア中銀総裁、ナーゲル・ドイツ連銀総裁発言
23:15 GBP ベイリーBOE総裁発言
23:30 EUR ビルロワ・フランス中銀総裁発言
5月24日(火曜日)
01:00 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言
01:15 GBP ベイリーBOE総裁発言
01:15 EUR ナーゲル・ドイツ連銀総裁発言
07:45 NZD NZ四半期小売売上高
08:00 USD ジョージ・カンザスシティ連銀総裁発言
08:00 AUD 豪製造業・サービス業PMI
08:05 AUD ケントRBA総裁補佐発言