2024年10月8日
要人発言やリスク要因などヘッドラインに注目! 「10月8日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は米長期金利の指標となる米1
本日も重要指標は少なく週末に米物価指標が控えていることから様子見ムードが強く、要人発言やリスク要因に関するヘッドラインでマーケットが動く可能性があるので注意しておきたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)金融政策
RBNZ理事会
注目度:高い
織り込み度:0.25%利下げは織り込み済み、0.5%利下げもかなり織り込んでいる
バイアス:NZドルの上値が重い
ポイント:利下げ幅と利下げの最終地点
RBNZ理事会はその他中銀と比べて理事会の日程が少なく、年内10月と11月の理事会が過ぎると次は来年2月まで理事会がありません。
そのため、事前に大幅利下げを進めるのではないかとの予想が出てきています。
0.5%の大幅利下げがあるのか、年内の利下げ幅はどうなのか、来年の利下げ幅(利下げの終了地点)などこまでなのか、声明文と併せて注目です。
大幅利下げが決定された場合はNZドル売りが進むのではないかと思います。
2)リスク要因
ウクライナ情勢・中東情勢
イランからイスラエルに向けて100発以上(一部では数百発との報道も)の弾道ミサイルが発射され、多くのミサイルは迎撃されたようですが、一部は着弾したようです。
イスラエルは数日以内に報復行動に出ると報じられています。
核施設への攻撃はさすがにないと思いますが、石油施設への攻撃の可能性はあると思います。
石油施設へ攻撃された場合は原油価格の上昇とともにリスクオフが進むのではないかと思います。
Bloombergの報道によると「少なくともイスラエルとヒズボラの全面戦争が始まる瀬戸際に
中東に関するヘッドラインに要注意です。
3)要人発言
次回の金融政策発表に向けて、各要人発言の内容に注目です。
先週の強い雇用統計の結果を受けて11月FOMCの大幅利下げ期待が後退し、年内あと2回(0.5%)の利下げを織り込んでいます。
一時は11月FOMCで0.5%の利下げ、年内あと3回(0.75%)の利下げを織り込みに行っていただけに、米金利は上昇しドル買いが進みました。
今週は雇用統計の結果を受けて要人発言に変化があるのか、週末にCPI(消費者物価指数)やPPI(生産者物価指数)が予定されており物価指標を受けて発言に変化が出てくるのか注目です。
再度、大幅利下げに前向きな発言が出てくるようであればドル売り、大幅利下げに否定的であればドルは底堅く推移するのではないかと思います。
ECBは10月の理事会で利下げがあるのか、それとも据え置きなのか、発言内容に注目です。
先日の理事会後、0.25%利下げと据え置きで発言が分かれているため、どちらの発言が優勢となってくるのか、指標結果などを受けて発言内容に変化が出てくるのか注目です。
英中銀はインフレの高止まりから利下げには慎重な姿勢を示していましたが、先週ベイリーBOE総裁が利下げに前向きなハト派発言が出てきたことでポンド売りが進みました。
まだまだ利下げ織り込みが完了していないため、ハト派発言が出てくると利下げを織り込みポンド売りが加速する可能性があるので注目です。
日銀は年内の追加利上げがあるのか、発言内容に注目です。
予想では年内追加利上げと、追加利上げは来年に持ち越しとの予想が分かれています。
年内追加利上げの期待が進めば、再度円高が進む可能性があるので注目しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
10月8日(火曜日)
08:30 AUD Westpac消費者信頼感指数
09:30 AUD RBA理事会議事要旨
16:00 USD クーグラーFRB理事発言
21:30 USD 米貿易収支
21:30 CAD カナダ貿易収支
10月9日(水曜日)
01:45 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言
02:00 USD 米3年債入札
02:00 EUR ナーゲル・ドイツ連銀総裁発言
05:00 USD コリンズ・ボストン連銀総裁発言
08:30 USD ジェファーソンFRB副議長発言
10:00 NZD RBNZ理事会