2020年2月6日
豪ドルの動きに要注目! 「2月6日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日のトランプ大統領による一般教書演説は想定通り自慢話ばかり、演説よりもトランプ大統領の後ろで演説を聞いていたペロシ下院議長(民主党)が演説の原稿を破り捨てるところがクローズアップされていました。
また、本日早朝にトランプ大統領の弾劾裁判は無罪判決で決着がついたようです。
アイオワ州民主党指名候補選は開票トラブルで途中経過しか出てきていませんが、想定されていたバイデン氏が劣勢、トランプ大統領にとっては追い風となっています。
その他、新型ウイルスの感染拡大は継続中ですが、特効薬についての報道が出ると一気にリスクオフが後退しました。
目次
◎本日の注目点
1)豪ドル
本日から明日午前にかけて、豪ドルが注目です。
本日午前には、小売売上高や景況感、貿易収支が発表され、明日午前にはロウRBA総裁による半期に一度の議会証言が予定されています。
昨日のロウRBA総裁の発言や、先日のRBA理事会声明文は中立的な内容で、ハト派が期待されていた分巻き戻しが起こっています。
本日の経済指標結果が予想を下回った場合や、明日の議会証言でハト派な内容になった場合は再度豪ドルが売られる可能性があるので要注意です。
また、昨日の新型ウイルスに対する特効薬の報道でリスクオフが後退したことが、豪ドルにとっても上昇の追い風となりました。
ただ、特効薬がワクチンなのか、既存の薬の組み合わせなのか、これから治験なのか、承認薬なのか、数はすぐに用意できるのかなど疑問点は多く残っています。
情報元がハッキリしない上に、特効薬の効果と新型ウイルスの拡大がどちらが上かもわかっていません。
特効薬の情報がデマであったり、感染拡大や死者数が増えていくようであれば、再度リスクオフになる可能性があります。
この時の下落が一番反応するのが豪ドルだと思われます。
今日・明日の豪ドルの動きとヘッドラインには要注目です!
2)ドル円
本日、110円にオプションが観測され、110円下に売りオーダーが並んでいるようです。
昨日のリスクオンの流れからドル円は上昇、109.80円まで上昇してきています。
ここから110円までは抵抗が強く出てくると思われます。
これを乗り越えることが出来るのか、再度押し戻されるのか、要注目です。
明日、雇用統計を控えていることから、小動きになることが予想されていますが、110円を超えてくるようであれば1月高値の110.30円台が見えてくるかもしれません。
重要指標が少ないだけに、株価や原油、金価格、要人発言に注目しながら、110円の攻防に注目したいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
2月6日(木曜日)
09:30 AUD 豪貿易収支・小売売上高・NAB景況感指数
10:30 JPY 政井日銀審議委員発言
17:00 EUR ラガルドECB総裁発言
23:00 EUR ビルロワ・フランス中銀総裁発言
23:15 USD カプラン・ダラス連銀総裁発言(2020年投票権)
2月7日(金曜日)
07:30 AUD ロウRBA総裁発言(半期に一度の議会証言)
09:30 AUD RBA四半期金融報告書