2024年4月24日
豪・加経済指標と為替介入に注目! 「4月24日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日も円安が進み、ドル円は154.88円まで上昇しました。
鈴木財務相が国会の答弁で「(介入)環境が
為替介入のレベル感としては、いつ介入が実施されてもおかしくないところまで来ているのではないかと考えています。
フランスやドイツの製造業・サービス業・総合PMI(速報値)は市場予想よりも強い結果となり、内容自体も強いものとなりました。
ユーロ圏は市場予想と比べると強弱入り混じる結果となりましたが、内容は強いものでした。
この結果を受けてユーロは底堅く上昇する結果となりました。
米国の製造業・サービス業・総合PMI(速報値)は市場予想を下回ったことで米金利は低下し、ドル売りが進みましたが、ドル円の下落は一時的ですぐに154.80円付近で推移しています。
本日は豪州やカナダで指標がありますが、週末の日銀金融政策や米国PCEデフレーターを控えて動きづらい状況になるのではないかと思います。
為替介入の動きには注意しておきたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)経済指標
豪四半期CPI(消費者物価指数)
予想:3.4%
前回:4.1%
豪州の利下げはまだ先になりそうですが、順調に物価が低下しているのか注目です。
市場予想通りの結果であればRBAの物価目標に大分近づくのではないか、市場予想通りであれば豪ドルの上値は重くなるのではないかと予想しています。
米耐久財受注
予想:2.5%
前回:1.3%
米国の消費を確認するため、耐久財受注の結果に注目です。
FRBの利下げは年1回、もしくは来年まで先送りとの見方が出ている中で、どこまで消費が強いのか注目です。
カナダ小売売上高
予想:0.1%
前回:-0.3%
カナダは6月にも利下げをするのではないかと注目されています。
小売りの結果が市場予想を下回るようであれば利下げ期待は高まるのではないかと注目しています。
2)リスク要因
中東リスク
中東ではイランとイスラエルの対立が高まり、ドローンやミサイルが発射される事態になっています。
イスラエルがイランに対して報復攻撃を実施、イランの核施設などは無事で攻撃は迎撃されたと報じられています。
報復の報復攻撃がイランからイスラエルに実施されるのか、中東戦争に発展するのか注目しています。
中東リスクが高まると原油高に繋がり、再度エネルギー価格高騰による物価高が進む可能性がります。
インフレが進めば、利下げ期待が先送りとなります。
特に米国はインフレが高止まりしていることから利下げ先送り観測が高まっており、原油高による物価高から利下げ先送り観測がさらに高まる可能性があります。
米金利高・ドル高が進み、ドル円はさらに上昇する可能性があります。
円買い介入
円安が進み、154.88円まで上昇しています。
鈴木財務相が国会の答弁で「(介入)環境が
財務省・金融庁・
◎本日のイベントスケジュール
4月24日(水曜日)
02:00 USD 米2年債入札
10:30 AUD 豪四半期CPI(消費者物価指数)
15:50 EUR デコス・スペイン中銀総裁発言
16:00 EUR ナーゲル・ドイツ連銀総裁発言
16:10 EUR ビルロワ・フランス中銀総裁発言
16:35 EUR チポローネECB専務理事発言
21:30 USD 米耐久財受注
21:30 CAD カナダ小売売上高
23:00 EUR シュナーベルECB専務理事発言
23:30 USD 原油在庫量
4月25日(木曜日)
02:00 USD 米5年債入札