2021年2月18日
豪雇用・トルコ政策金利・ECB理事会議事要旨に注目! 「2月18日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
早朝に発表されたFOMC議事要旨は想定通りの内容でマーケットの反応は限定的でした。
ただ、昨日発表された米小売売上高は予想を上回る結果が出てきています。
FOMC議事要旨では長期の緩和が示されていますが、小売売上高の結果などを見るとインフレ期待が高まり、早期のテーパリング論が期待されてしまいます。
早期のテーパリング論が期待されてか、米金利は上昇し一時1.3%を超える場面も出てきました。
金利の上昇はドル買いの後押しにもなっているようで、ドル円は106.20円まで上昇する展開となりました。
目次
◎本日の注目点
1)豪雇用統計
現在の豪州指標の中で最も重要な指標、RBAが最も重要視している指標ではないかと見ています。
特に失業率に注目で、予想を上回る改善を見せるようであれば、早期のテーパリング論が再燃し、豪ドル高が進むのではないかと注目しています。
予想:失業率6.5%
2)ECB理事会議事要旨
ECBは先日の理事会で据え置きを発表しましたが、マイナス金利の深掘りや追加緩和などが噂されています。
また、ユーロ高懸念についても話題になっていないかも気になります。
一部ではマイナス金利の深掘りや追加緩和に反対の声も出ているのではないかと、ECB理事会内のハト派とタカ派の分布も気になります。
議事要旨でマイナス金利の深掘りや追加緩和について、どのくらいの理事が賛成しているのか反対しているのか、可能性があるのかに注目です。
3)トルコ政策金利
トルコでは中央銀行がリラ防衛のため利上げを行ってきましたが、エルドアン政権からは高金利に対する懸念発言が出てきています。
毎度のことですが、政権による利下げ圧力に負けず、高金利を続けることが出来るのかがポイントになってきます。
本日の予想は据え置きです。
トルコリラは中央銀行がリラ防衛のためにも利下げはせずに、高金利を維持を発表することで下げ止まっています。
再度リラ安トレンド再開に繋がると思われ利下げが発表されないか注目です。
4)経済指標・要人発言
ユーロ圏消費者信頼感指数は速報値なので、予想と結果が乖離する可能性があります。
豪雇用統計以外で大きく動きそうな指標なので注目です。
また、経済指標以外ではソーンダースBOE外部理事の発言はマイナス金利や追加緩和について発言が出てこないか、経済見通しが悪化していないか注目です。
ブレイナードFRB理事の発言は、最近の金利高についてと、テーパリング論について発言が出てこないか注目です。
◎本日のイベントスケジュール
2月18日(木曜日)
中国市場休場(春節)
09:30 AUD 豪雇用統計、失業率
20:00 TRY トルコ政策金利発表
20:00 GBP ソーンダースBOE外部理事発言
21:30 EUR ECB理事会議事要旨
22:00 USD ブレイナードFRB理事発言
22:30 USD 米建築許可件数、新規失業保険申請件数、フィラデルフィア連銀製造業景況指数
2月19日(金曜日)
00:00 EUR ユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)
00:00 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言
01:00 USD 原油在庫量
08:50 JPY 日CPI(消費者物価指数)
09:00 AUD 豪小売売上高
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