2019年3月4日
週明け月曜スタート、3つの注目点! ~3月4日の注目点とスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
週末にトランプ大統領が、
「米国にとって好ましいドル(の水準)を求めている。外国と事業取引するのを妨げるような強すぎるドルは求めていない」
「利上げを好み、量的引き締めを好み、非常に強いドルを好む紳士がFRB内に1人いる」
「金利を据え置き、量的引き締めをしていなかったらどうなるか想像できるだろうか。もう少しドル安になっていただろう」
と発言したことで、ドル安が進み窓開けスタートとなりました。
また、ポンドは、バルニエ英EU離脱・欧州委員会首席交渉官が「バックストップ案が一時的だという保障を与える用意がある」と発言したことが、ポンド買い要因となり窓開けスタートとなっています。
目次
◎本日の注目点
1)米中通商協議
先月末から延期となっている米中通商協議と対中追加関税ですが、一部報道では進展ありとの事。 どこまで進展しているかは分かりませんが、合意できるのか!? 追加関税はどうなるのか!? 注目しています。 米中合意となればリスクオンとなりそうですが、中国の柘植は日本、日米通商協議が待っています。 日米通商協議では為替条項が懸念されます。 為替条項の話が出てくれば、円高の可能性が高いと思われます。 米中合意でリスクオンになっても、円安が続くかどうかは気を付けたいと思います。
2)豪ドルとRBA理事会
上記の米中関係も影響する豪ドルですが、明日はRBA理事会が予定されています。 前回の理事会の時は、利下げ懸念などで豪ドルは荒い値動きとなりました。 今回も理事会前に動く可能性もあります。 豪ドルの動きには注意しておきたいと思います。
3)地政学リスク
インドとパキスタンの関係悪化、トランプ大統領のロシア疑惑や司法妨害疑惑による弾劾懸念、ファーウェイCFOの米国引き渡し問題など、リスクオフ要因の火種が存在します。 いつ、火が付いてもおかしくありません。 注意しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
3月4日(月曜日)
09:30 AUD 建築許可件数
16:00 TRY トルコCPI(消費者物価指数)
18:30 GBP 建設業PMI
3月5日(火曜日)
中国全国人民代表大会(全人代) ~15日まで
10:45 CNY 財新サービス業PMI
12:30 AUD RBA政策金利・声明文発表