2021年6月30日
週末の雇用統計前哨戦、ADP雇用統計発表! 「6月30日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日も一昨日に続きリスクオフの流れが出てきているのか、資源国通貨売り、米ドル買い、円買いとなっていて、新型コロナウイルスのデルタ株が感染拡大、ワクチン接種が進む英国などでも感染拡大していることがリスクオフの要因と言われています。
本日は注目されている雇用統計の前哨戦となるADP雇用統計が発表されますが、明日、明後日にはISMや雇用統計を控えていることから、よほどの結果が出てこない限り指標後の値動きは限定的ではないかと思います。
また、本日は月末ということでロンドンFIX前後の動きにも注意しておきたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)ADP雇用統計
引き締め期待が高まっている米国で注目が集まるNFP雇用統計。
その前哨戦となるADP雇用統計が本日発表されます。
米国では十分すぎる失業保険が支給されていることや、夏休み前ということから雇用が回復しづらい状況との話もあり、雇用の回復が鈍いのではないかとの予想もあります。
そんな中で、本日のADP雇用統計がどのような結果が出てくるか注目です。
また、結果を受けて米金利と米ドルがどのような動きをするかにも注目しておきたいと思います。
2)カナダGDP
主要中銀で最初に引き締めに動いたカナダ中銀ですが、次の1歩に動くのか注目されています。
カナダでどこまで経済回復しているか、GDPの結果が良ければ引き締め期待に繋がりカナダドルに繋がるのではないかと注目しています。
ただ、最近は資源国通貨の上値が重くなっているので、本日のGDPが良い結果なのにカナダドルが買われない動きとなれば、カナダドルの上値が重いと判断できるのではないかと思っています。
この辺りの動きにも注目しています。
◎本日のイベントスケジュール
6月30日(水曜日)
08:15 AUD ロウRBA総裁発言
10:00 CNY 中国製造業・非製造業PMI
15:00 GBP 英GDP(1~3月期)(改定値)
15:45 EUR フランスHICP(消費者物価指数)
16:55 EUR ドイツ失業率
17:00 EUR パネッタECB専務理事発言
18:00 EUR イタリアHICP(消費者物価指数)
18:00 EUR ユーロ圏HICP(消費者物価指数)
20:00 GBP ホールデンBOE主席エコノミスト
21:00 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言
21:15 USD ADP雇用統計
21:30 CAD カナダGDP
23:00 USD 米中古住宅販売保留
23:30 USD 原油在庫量
7月1日(木曜日)
02:00 USD バーキン・リッチモンド連銀総裁発言
07:45 NZD NZ建築許可件数
08:50 JPY 日銀短観
国内唯一のFX月刊誌「FX攻略 .com」で長期にわたり連載していたコラムをまとめた電子書籍が発売されました。
コラムでは書かれていなかった内容も追記しています。
・電子書籍の詳細はこちら|Kindleストア
岡ちゃんマンおススメ分析ツール
TradingView
数多くの通貨ペア、商品、債権、株価指数など取り扱っており、様々な分析が出来るプラットフォームです。
為替・株式・債券・商品など各マーケットは相関性があり、各マーケットを見比べることはトレードにとってプラスになります。
1枚のチャートに為替と株価指数や、為替と商品などを重ねて表示できるのは比較するときにとても便利です。
多くの機能は無料で使えるので試しに使ってみてはいかがでしょう!
SNS機能も付いているので、是非フォローしていただけたらと思います↓↓↓
https://jp.tradingview.com/u/okachanman/