金融政策・重要指標、政治イベントなどイベント多数の1週間! 「3月4日週の注目点とイベントスケジュール」

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2024年3月4日

金融政策・重要指標、政治イベントなどイベント多数の1週間! 「3月4日週の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

先週は高田日銀審議委員が滋賀県で行われた金融経済懇談会で「2%目標の実現がようやく見通せる状況になってきた」と発言したことで、早期のマイナス金利解除への期待が高まり本邦債券は下落(利回りは上昇)し、円買いが進みました。

ただ、その後植田日銀総裁が発言を否定するように「(物価目標達成見通しについて)まだそこまでは至っていない」などと発言したことで、早期のマイナス金利解除への期待は後退し、再度円売りが進みました。

 

週末にはISM製造業景況指数が発表され、市場予想を下回る結果が出てきたことで大きくドル売りが進んでいます。

 

日経平均は週末のNY市場で4万円の大台を突破、本日の東京市場で日経平均は40,109円の史上最高値で取引を終えています。

ダウ平均やS&P500も連日史上最高値を更新し、フランスやドイツなどでも株価指数の史上最高値を更新が続いています。

 

今週は金融政策に加えて経済指標、政治イベントなど多くのイベントが予定されており、ボラティリティが高まる1週間になりそうです。

目次

◎今週の注目点

 

1)金融政策

 

カナダ中銀金融政策

注目度:高い

織り込み度:据え置きを織り込み済み

バイアス:特になし

ポイント:声明文や記者会見で利下げ時期のヒント

 

カナダ中銀は1月の会合で「経済が想定通りに推移すれば追加利上げの必要はない」として、「今後の議論は現在の景気抑制的なスタンスをいつまで維持するかに移っている」との認識を示したことで利下げ期待が高まっています。

今回の会合では据え置きが予想されていて、声明文や記者会見から利下げ時期のヒントが出てこないか注目されています。

早ければ次回の利下げもあるのではないかとの予想もあり、利下げのヒントが出てきた場合はカナダドルが売られる可能性が大きいのではないかと注目しています。

 

 

 

ECB理事会

注目度:高い

織り込み度:据え置きを織り込み済み

バイアス:特になし

ポイント:利下げ時期のヒントとスタッフ予想

 

今回のECB理事会は据え置きが予想されています。

注目は声明文と記者会見から利下げ時期のヒントが出てこないかと、四半期に一度発表される経済見通しのスタッフ予想です。

4月もしくは6月の理事会で利下げが実施されるのではないかと予想されており、利下げ実施に向けたヒントが出てこないか注目です。

また、今回の理事会では四半期に一度のスタッフ予想が発表されます。

GDPやインフレ見通しが発表され、前回よりも下方修正されるようであれば利下げ期待が高まるのではないかと思います。

 

 

 

2)経済指標

 

スイスCPI(消費者物価指数)

スイス中銀は主要中銀の中でも早いうちに利下げする可能性が高い中銀です。

CPI(消費者物価指数)の結果から物価が落ち着きを取り戻師ていることが確認されれば利下げが近付くと思われます。

CPI(消費者物価指数)の結果が市場予想を下回り、前回値よりも下回ることができるのか注目です。

 

 

 

ISM非製造業景況指数

米国はGDPの大半を消費(サービス業)が占めています。

米国経済の大半を占めるISM非製造業(サービス業)景況指数が市場予想を下回る結果となれば、今後の米国経済の後退が懸念されます。

利下げの可能性が高まりドル売りが進むのではないかと注目しています。

 

 

 

豪四半期GDP

豪州が四半期に一度発表するGDPに注目。

市場予想通りであれば少しづつ景気後退が確認され、豪州経済が弱くなっていることが確認されるようであれば利下げの可能性が高まります。

 

 

 

ADP雇用統計

FRBはインフレの次に雇用市場に注目しています。

週末のNFP雇用統計の前哨戦としてADP雇用統計に注目です。

市場予想を下回るのか、前回の数値を下回るのか、雇用者数の結果に注目です。

 

 

 

JOLTS求人件数

米国では雇用市場に注目が集まっています。

雇用市場でどれだけ求人件数があるのか、JOLTS求人件数の結果に注目です。

求人件数が少なくなれば週末の雇用者数の減少にも繋がるのではないかと思います。

 

 

 

米失業保険申請件数

雇用市場に注目が集まっている中で、失業保険申請件数は毎週発表されることから雇用の先行指標として注目されています。

失業保険申請件数の中でも新規申請件数よりも継続申請件数に注目です。

継続申請が増えてきているということは、就職できない状態が続いているということで失業率の悪化に繋がるのではないかと思います。

 

 

 

NFP雇用統計

FRBがインフレの次に注目している雇用指標です。

雇用統計でまず注目するのは失業率で、どれだけ失業者が増えているのかです。

失業率の一つの基準が4%で基準を超えるのか、前回値が3.7%で前回値を超えるのかに注目です。

市場予想は3.7%なので基準を超えるのは難しいと思いますが、市場予想を上回れば前回値を上回り、雇用市場が悪化してきていることが確認されます。

また、雇用者数ですが、20万人と10万人など大台を割り込むことができるのかに注目です。

前回値が35万人で、今回の市場予想が15万人です。

市場予想通りであれば20万人の大台を割り込み、前回値よりも雇用市場が悪化していることが確認されます。

市場予想を下回り、10万人の大台を下回ることがあれば雇用市場が大きく悲観されるのではないかと思います。

雇用者数と失業率に注目しておきたいと思います。

 

 

 

カナダ雇用統計

カナダは米国よりも先に利下げに動くのではないかと注目されています。

カナダの雇用状況が悪化していれば利下げ期待が高まります。

どの程度雇用者数が減っているのか、失業者が増えているのか、カナダ雇用統計・失業率に注目です。

 

 

 

3)議会・政治

 

スーパーチューズデー

米国大統領選挙において各地区の予備選挙が集中する日で、スーパーチューズデーで大統領選挙を撤退する候補者が多くいます。

このことからスーパーチューズデーで大統領選挙の候補者が確定することが多く、スーパーチューズデーが注目されています。

民主党は現職のバイデン大統領、共和党はここまでの予備選を勝利しているトランプ大統領が優勢です。

今後の大統領選挙の動向を確認するため、スーパーチューズデーの結果に注目です。

 

 

 

パウエルFRB議長議会証言

半期に一度の議会証言で、上下両院の金融サービス委員会・銀行委員会で金融政策や経済情勢に関する報告を行います。

経済状況やインフレ動向など、見通しとの乖離などを報告し、今後の見通しについて発言があるのではないかと注目しています。

来週からはFOMC前のブラックアウト期間に突入するため、その直前の議会証言での発言は要注目です。

議会証言の際は事前に原稿が公表されることがあり、原稿公表の時点でマーケットが反応する可能性があるので注意しておきたいと思います。

 

 

 

バイデン大統領一般教書演説

一般教書演説は米大統領が1年間の内政・外交など政策全般にわたる方針を連邦議会で表明することから注目されています。

大統領選挙を控えたバイデン政権が今後どのように内政・外交を行っていくのか、マーケットが反応するような内容が出てくるのか注目です。

現在、大統領・上院・下院がねじれ状態だけに、対立が深まるような内容になるのか、譲歩したような内容になるのか注目です。

 

 

 

英政府春季予算案

英政府が上半期の予算案、春季予算案を公表します。

年内に総選挙が噂される中で予算案を通して支持を得ることができるのか、予算案が無理のない内容なのか注目です。

政府予算案の内容次第では英中銀の今後の金融政策に影響が出てくる可能性があるので要注目です。

 

 

 

4)要人発言

 

欧米英など日本以外は利下げ時期に注目が集まっています。

スイスが一番利下げが近いと予想され、続いてカナダ、その次に欧州、英国と米国が年後半に利下げと予想されています。

いつから利下げがスタートするのか、年に何回利下げがあるのか、利下げに関する発言に注目です。

また、欧州や米国はQT(量的引き締め)終了に関する発言にも注目です。

発言を受けて金利が低下するようであれば通貨売りが進むのではないかと思います。

 

対して日本は金融正常化に関する発言に注目です。

先週は高田日銀審議員が2%の物価目標達成が近付いたと発言したことで金融正常化が近いと受け止められ、日本の長期金利は上昇し円買いが進みました。

その後、植田日銀総裁が高田日銀審議員の発言を否定したことで再度金利は低下し、円売りが進んでいます。

少しづつ金融正常化を織り込ませていくのであれば、また日銀の誰かが金融正常化に関する発言が出てくるかもしれません。

その際には金利が上昇し円高が進む可能性があるので注意しておきたいと思います。

また、金融正常化に関する発言ではなく、円安が進んだ場合は介入に関する発言が出てくる可能性もあります。

ドル円は151円付近で推移していますが、152円を超えた場合に実弾介入があるのか、それまでの口先介入のレベル感と併せて注意しておきたいと思います。

 

 

 

 

◎今週のイベントスケジュール

 

 

3月4日(月曜日)

 

09:30 AUD 豪建築許可件数

16:30 CHF スイスCPI(消費者物価指数)

20:30 EUR ホルツマン・オーストリア中銀総裁発言

 

 

3月5日(火曜日)

 

01:00 USD ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁発言

10:45 CNY 財新サービス業PMI

13:00 JPY 植田日銀総裁発言

17:50 EUR フランス総合・サービス業PMI(改定値)

17:55 EUR ドイツ総合・サービス業PMI(改定値)

18:00 EUR ユーロ圏総合・サービス業PMI(改定値)

18:30 GBP 英総合・サービス業PMI(改定値)

23:45 USD 米総合・サービス業PMI(改定値)

 

 

3月6日(水曜日)

 

中国全国人民代表大会(全人代)開幕

米大統領選「スーパーチューズデー」

 

00:00 USD ISM非製造業景況指数

02:00 USD バーFRB副議長発言

09:30 AUD 豪四半期GDP

18:30 GBP 英建設業PMI

22:15 USD ADP雇用統計

23:45 CAD カナダ中銀金融政策・声明文発表

 

 

3月7日(木曜日)

 

バイデン大統領一般教書演説

 

00:00 USD パウエルFRB議長発言(下院議会議会証言)

00:00 USD JOLTS求人件数

00:30 USD 原油在庫量

00:30 CAD マックレムBOC総裁記者会見

02:00 USD デイリー・サンフランシスコ連銀総裁発言

04:00 USD ベージュブック(米地区連銀経済報告)

06:15 USD カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁発言

09:30 AUD 豪貿易収支

10:30 JPY 中川日銀審議員発言

22:15 EUR ECB理事会・政策金利・声明文・スタッフ予想発表

22:30 USD 米失業保険申請件数

22:30 CAD カナダ建築許可件数

22:45 EUR ラガルドECB総裁記者会見

 

 

3月8日(金曜日)

 

00:00 USD パウエルFRB議長発言(上院議会議会証言)

00:00 EUR ラガルドECB総裁発言

01:30 USD メスター・クリーブランド連銀総裁発言

18:00 EUR ホルツマン・オーストリア中銀総裁発言

19:00 EUR ユーロ圏GDP

21:00 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言

22:30 USD NFP雇用統計・失業率・平均時給

22:30 CAD カナダ雇用統計・失業率

 

 

3月9日(土曜日)

 

03:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント

10:30 CNY 中国CPI(消費者物価指数)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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