2019年6月26日
金融緩和はどこまで!? ~6月26日の注目点とイベントスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日はブラード・セントルイス連銀総裁の発言で米ドルが急騰するということがありました。 また、金融政策に関する発言ではありませんが、驚きだったのが「日米安保条約の破棄」という情報です。 この情報で一時ドル円で106円台に突入しました。 否定報道が出たことで、すぐに107円台に戻しましたが…少し驚きでした。
目次
◎本日の注目点
1)緩和政策
昨日、ブラード・セントルイス連銀総裁の発言で、ドル買いが起こっています。 ブラード・セントルイス連銀総裁はハト派なので、利下げ発言が出てくるかと思っていたのですが「50bpの利下げは必要なく25bpの利下げで…」と、想定よりもタカ派発言が出たことがドル買いに繋がったと思われます。 このように、最近の緩和政策が注目されているだけに、要人発言の内容次第で大きく動く可能性があります。 要人発言の予定には要注意です。
本日の要人発言予定
12:00 NZD オアRBNZ総裁記者会見
18:00 EUR メルシュECB専務理事発言
18:15 GBP カーニーBOE総裁・カンリフBOE副総裁・テンレイロBOE外部理事・ソーンダースBOE外部理事発言
00:30 USD デイリー・サンフランシスコ連銀総裁発言
2)中東リスク
イラン対米国の問題を中心に、地政学リスクが深刻に、広がっています。 米国とイランの間で武力衝突が起きるか!? また、イランが国内をコントロールできていない可能性が出ているようです。 サウジの空港を攻撃した「フーシ派」などが、そうではないかと思います。 今後も、このような暴走によるトラブルが出てくる可能性があります。 要注意です。
また、とるこのミサイル問題も注目です。 来月には「ロシア製新型防衛ミサイルシステムS400」の納入が始まるとの報道が出ています。 このミサイルシステムの購入に対して、米国は反発しています。 制裁が強まる可能性があります。 要注目です。
3)米中関係
週末の米中首脳会談に向けて、閣僚級通商協議が始まっています。 また、駆け引きが始まっているため、色々な発言等出てきています。 今のところは、休戦状態!? お互いに気づかいした発言になっていますが、いつ批判的・挑発的発言が出てくるかわかりません。 気を付けておきたいと思います。
また、中国にとって触れられたくないのは「逃亡犯条例による香港デモ」だと思います。 ここについて発言が出てくると、注目です。
4)月末要因
月末要因だけでなく、四半期末、上半期末となっています。 リバランス、ポジション調整で急な値動きが出てくる可能性があります。 また、仲値やロンドンFIX付近では注意しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
6月26日(水曜日)
OPEC加盟国・非加盟国閣僚会合(ウィーン)
米民主党・大統領選挙候補者討論会(フロリダ州マイアミ)
11:00 NZD ニュージーランド政策金利・声明文発表
12:00 NZD オアRBNZ総裁記者会見
15:00 EUR ドイツGfk消費者信頼感指数
15:45 EUR フランス消費者信頼感指数
17:00 EUR イタリア公的赤字
17:30 GBP 住宅ローン承認件数
18:00 EUR メルシュECB専務理事発言
18:15 GBP カーニーBOE総裁・カンリフBOE副総裁・テンレイロBOE外部理事・ソーンダースBOE外部理事発言
21:30 USD 耐久財受注
23:00 USD 原油在庫量
6月27日(木曜日)
米民主党・大統領選挙候補者討論会(フロリダ州マイアミ)
00:30 USD デイリー・サンフランシスコ連銀総裁発言
02:00 USD 5年債入札
10:00 NZD NBNZ企業景況感指数
10:30 JPY 若田部日銀副総裁発言