2021年5月27日
閑散相場でリスク要因に要注意! 「5月27日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日はNZ中銀、RBNZ理事会政策発表は予想通り据え置きが発表されましたが、声明文で利下げに関する文言が削除されていたことを引き締めの終了とマーケットは捉え、NZドルの上昇に繋がりました。
今朝、早朝にオアRBNZ総裁が利下げの可能性について発言しましたが、反応は限定的で声明文の内容だけを汲み取る形となっています。
カナダ中銀、英中銀に続き、NZ中銀も緩和終了に向けて動き出したことで、買いトレンドの通貨となったのではないかと思われます。
この流れは、FRBが引き締めに転換するまでは続くのではないかと考えています。
本日は月末も近いことから、仲値やロンドンFIX前後で実需のフローが出てくる可能性がありますが、それ以外では閑散とした相場が予想されています。
目次
◎本日の注目点
1)リスク要因
今週は順調にリスクオン相場が続いています。
経済指標や要人発言も少なく、ボラティリティも落ち着き、閑散としている状況で本日も閑散とした相場が続きそうです。
このような状況で、リスク要因となるヘッドラインが出てきた場合、大きく下落する可能性があるので注意しておきたいと思います。
米国や欧州が中国包囲網を強めているので、中国による報復などのリスク。
ベラルーシを巡る問題。
トルコリラ急落リスク。
増税に関する発言で株価下落リスク。
仮想通貨市場の急落リスク。
このようなリスク要因が考えられています。
2)その他
21時半や23時の米指標や、翌2時の米7年債入札が発表されたときに急変しないか注目。
ただ、余程大きな乖離が出てこないと、値動きには繋がらないような気がします。
要人発言も多数予定されていますが、引き締めに関するタカ派発言が出てこないと反応は限定的だと思われます。
経済指標や要人発言に関するヘッドラインにも注意しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
5月27日(木曜日)
15:00 EUR ドイツGfk消費者信頼感指数
17:00 EUR デコス・スペイン中銀総裁発言
18:45 EUR デギントスECB副総裁発言
20:00 GBP ブリハBOE外部理事発言
21:00 EUR バイトマン・ドイツ連銀総裁発言
21:30 USD 米GDP(1~3月期)(改定値)・耐久財受注・新規失業保険申請件数
22:00 EUR シュナーベルECB専務理事発言
23:00 USD 米中古住宅販売保留
5月28日(金曜日)
02:00 USD 米7年債入札
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