2021年8月13日
閑散相場でリスク要因に要注意! 「8月13日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は注目されていた英国のGDP速報値、トルコ中銀による政策金利の発表は、ともに予想通りの内容だったったことからマーケットの反応は限定的でした。
豪州でロックダウンが発表されたことから、コロナ感染拡大が懸念されオセアニア通貨は軟調な1日でした。
本日は重要指標が少なく、要人発言も予定がありません。
日本はお盆休み、欧米でも夏休みシーズンで閑散相場が予想され、リスク要因が出てこない限りは小動きで方向感のない1日となりそうです。
目次
◎本日の注目点
1)リスク要因
本日は重要な経済指標も少なく、要人発言も予定されていないことから、取引材料はリスク要因に注目が集まると思います。
また、週末にリスク要因で週明けに窓を開ける可能性もあるのでポジション調整はしっかりと注意しておきたいと思います。
主なリスク要因は以下の通りです。
・コロナ感染者数の増加による規制
・米中リスク
・米国債務上限
・アフガニスタン・イラン・イスラエルなど中東リスク
・エルドアン大統領による中銀総裁更迭リスク
日本をはじめ、世界的にデルタ株の感染拡大が問題になっています。
米英などは感染者が拡大しても、ワクチンの接種により重症者数が増えないと見込んで行動規制は控えています。
ただ、行動規制が発表された場合はイッキに景気後退懸念に繋がり、イッキにリスクオフに傾く可能性があるので注意しておきたいと思います。
また、昨日のトルコ中銀は政策金利据え置きを発表したため、利下げ圧力をかけているエルドアン大統領の行動に注目が集まります。
利下げに応じない中央銀行の総裁を更迭してきた過去があるので、中銀総裁が更迭されないか注目しています。
夏休みシーズンで閑散相場、流動性の低い相場になっているので、リスク要因に火がつくと急変動に繋がる可能性があるので、リスク要因に関するヘッドライン、株価指数、VIX指数などに注目しておきたいと思います。
2)米国債の償還利払い
8月15日は米国債の償還利払い日です。
償還利払いについては以下をご覧ください。
米国債償還と利払いについて
償還利払いによる円転観測から円買いが起きやすくなっています。
8月の円高アノマリーの要因の一つなので、本日は円高・ドル安リスクに注意しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
8月13日(金曜日)
15:45 EUR フランスHICP(消費者物価指数)(改定値)
16:30 SEK スウェーデンCPI(消費者物価指数)
23:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数
8月14日(土曜日)
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
国内唯一のFX月刊誌「FX攻略 .com」で長期にわたり連載していたコラムをまとめた電子書籍が発売されました。
コラムでは書かれていなかった内容も追記しています。
・電子書籍の詳細はこちら|Kindleストア
岡ちゃんマンおススメ分析ツール
TradingView
数多くの通貨ペア、商品、債権、株価指数など取り扱っており、様々な分析が出来るプラットフォームです。
為替・株式・債券・商品など各マーケットは相関性があり、各マーケットを見比べることはトレードにとってプラスになります。
1枚のチャートに為替と株価指数や、為替と商品などを重ねて表示できるのは比較するときにとても便利です。
多くの機能は無料で使えるので試しに使ってみてはいかがでしょう!
SNS機能も付いているので、是非フォローしていただけたらと思います↓↓↓
https://jp.tradingview.com/u/okachanman/