2021年8月16日
閑散相場で地政学リスク、円高進行か? 「8月16日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
先週末は円高・ドル安が大きく進み、ドル円は109円台ミドルまで下落しました。
週末の間に、アフガニスタンでタリバンが急進攻するなど地政学リスクも出てきました。
夏休みシーズンで閑散相場が続く中、地政学リスクが強調されれば円高・ドル安が進み、一方行の動きになるのではないかと注目しています。
目次
◎本日の注目点
1)リスク要因
本日は重要指標が少なく、リスク要因がマーケットを主導すると思われます。
現在注目されているリスク要因は以下の通りです。
・デルタ株によるコロナ感染拡大と感染拡大による規制
・米国の債務上限問題
・米中リスク
・アフガニスタンやイスラエル、イランなど中東リスク
・エルドアン大統領による中銀更迭リスクと更迭によるリラ安リスク
特に今朝、アフガニスタンでタリバンが急進攻し、首都カブールまで進攻しています。
欧米諸国の大使や大使館員、在留職員などの出国を進めており、英国は軍の出動を検討しています。
バイデン大統領は米軍の撤退姿勢は変えていませんが、自国民の出国を助けるための米軍出動は考えているようです。
今後、アフガニスタンを巡り欧米の動向や、中国の動きなど、新たな地政学リスクになるのではないかと注目しています。
2)米国債の償還・利払い
本日は米国債の償還・利払い日です。
償還金や利払い金のレパトリ円転による円高ドル安が懸念されます。
米国債の償還利払いについては以下をご覧ください。
米国債償還と利払いについて
先週末は米国債の償還・利払いの円転による円高ドル安観測からか、円高ドル安が進みました。
本日以降は実需の動きも出てくる可能性があります。
円高ドル安の動きに注意しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
8月16日(月曜日)
08:50 JPY 日本4~6月期GDP(速報値)
11:00 CNY 中国鉱工業生産・小売売上高
21:30 USD 米ニューヨーク連銀製造業景況指数
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