2022年7月8日
雇用統計と発表後の株価に注目! 「7月8日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨年のロックダウン中のパーティー問題などから支持率を低下させていたボリス・ジョンソン英首相が、昨日とうとう辞任しました。
辞任を発表した後、マーケットは辞任を好感しポンド買いが進むといった反応を見せています。
ポンドに対するリスクが1つ無くなった感じですかね…
本日は雇用統計が米国とカナダで発表されるので注目しておきたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)雇用統計
NFP雇用統計
NFP雇用統計では雇用者数もですが、平均時給に注目です。
米国では人出不足による賃金の高騰が人件費の高騰につながり、物価高の一因となっていることから、平均時給がどこまで伸びているのかに注目です。
カナダ雇用統計
カナダでは米国に続き利上げを進めています。
雇用状況がしっかりしていることが確認できれば、FRBに続き大幅利上げの可能性が高くなります。
雇用者数がどこまで伸びるかに注目です。
2)リスク要因
世界株安リスク
各中銀が引き締めを進めることで景気後退の可能性が高くなり、世界的に株安が進んでいます。
本日も要人発言や雇用統計などが予定されていることから、引き締め期待が進むと株価下落につながる可能性があるのではないかと注目しています。
世界的な株安、世界恐慌が意識されると大きくリスクオフに傾く可能性があるので、世界の株価とVIX指数には注意しておきたいと思います。
円安リスク
ドル円で一時137円を付けるなど円安が止まりません。
日銀や政府関係者は口先介入していますが反応は限定的です。
株安リスクなどからリスクオフが進み円買いが出てきていますが、リスクオフが後退する場面があれば再度一気に円安が進む可能性があるので注目です。
また可能性はかなり低いと思いますが、日銀による政策変更などを匂わせる内容が出てきた場合は一気に円高が進む可能性があるので注意しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
7月8日(金曜日)
20カ国・地域(G20)外相会合(インドネシア・バリ島、最
17:00 EUR ビスコ・イタリア中銀総裁発言
19:00 EUR ミュラー・エストニア中銀総裁発言
20:55 EUR ラガルドECB総裁発言
21:30 USD NFP雇用統計・失業率・平均時給
21:30 CAD カナダ雇用統計・失業率
7月9日(土曜日)
00:00 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言
01:45 EUR ビルロワ・フランス中銀総裁発言
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
10:30 CNY 中国CPI(消費者物価指数)