雇用統計にISM非製造業景況指数の発表、3連休前の米国に注目! 「9月3日の注目点とイベントスケジュール」

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2021年9月3日

雇用統計にISM非製造業景況指数の発表、3連休前の米国に注目! 「9月3日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日は雇用統計を控えて様子見姿勢から小動きな展開が続きました。

 

本日は注目の雇用統計に加え、ISM非製造業景況指数と注目の2指標が発表されます。

また、週明け月曜日は米国がレイバーデーで休場、米国市場は3連休直前です。

 

指標発表後の動きに加えて、3連休前のポジション調整の動きには要注意です。

また、今週リスクオフが後退していますが、週末にリスクオフが進む可能性も考えてポジション調整はしておきたいと思います。

 

目次

◎本日の注目点

 

1)雇用統計

 

予想
非農業部門雇用者数:75.0万人

失業率:5.2%

平均時給:(前年比4.0%)(前月比:0.3%)

 

予想最大値は102万人、予想最小値は37万人と予想値にもばらつきがある。

また、先日発表されたADP雇用統計が予想値の半分となる結果が発表されたことで、本日発表の雇用統計も予想を下回るのではないかと懸念されています。

 

ポイントは発表された結果でテーパリングに対する期待値がどのように変化するかだと考えています。

現在のメインシナリオとしては12月のFOMCでテーパリング開始、その前のFOMCで開始時期発表、今月のFOMCでテーパリング議論開始ではないかと思われます。

予想を上回ればメインしなりをが確実視されるのではないかと思われ、若干の金利高・ドル高に反応すると考えています。

予想を大きく上回る(最大値付近もしくはそれ以上)結果となれば、12月テーパリング開始ではなく、前倒しの可能性が期待され、金利高・ドル高で大きく反応し、株安にも影響するのではないかと考えています。

予想を下回る結果だった場合、議論の開始時期が遅れる可能性はありますが、来月の雇用を確認しようということになるだけで、12月テーパリング開始というシナリオに変更は出ないと考えています。

この場合は、一旦は金利安・ドル安に反応するかもしれませんが、その後は戻してくるのではないかと考えています。

予想を大きく下回る(最小値付近やそれ以下)結果が出てきた場合は、年内テーパリング開始について議論が出てくるかに注目したい。

早期のテーパリング開始に前向きだったタカ派のFOMCメンバーから、年内テーパリングを様子見するようなハト派な発言に変わるようなことが起これば金利安・ドル安が進むと考えています。

 

 

 

2)ISM非製造業景況指数

 

予想:55.2

前回:61.5

 

先日発表されたISM製造業景況指数は予想を上回る結果でした。

ポイントは予想を上回る結果が出てくるかと、内訳で雇用状況がどうなっているかです。

 

コロナの影響でサービス業に大きな影響が出てきていることから、前回の61.5から大きく下回る55.2が予想されています。

これだけ前回値を下回る予想が出ているにもかかわらず、予想を下回る結果が出てきた場合は大きな影響が出てくると思います。

また、雇用に注目が集まっているだけに、内訳の雇用部門がどうなっているかも気になります。

先日発表されたISM製造業景況指数は予想を上回る結果でしたが、内訳では雇用だけが予想を下回っており雇用に警戒感を残す結果となりました。

本日のISM非製造業景況指数も同様にならないか注目です。

 

 

 

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

9月3日(金曜日)

 

10:30 AUD 豪小売売上高

10:45 CNY 財新サービス業PMI

16:00 TRY トルコCPI(消費者物価指数)

16:50 EUR フランス総合・サービス業PMI(改定値)

16:55 EUR ドイツ総合・サービス業PMI(改定値)

17:00 EUR ユーロ圏総合・サービス業PMI(改定値)

17:30 GBP 英総合・サービス業PMI(改定値)

18:00 EUR ユーロ圏小売売上高

21:30 USD NFP雇用統計・失業率・平均時給

22:45 USD 米総合・サービス業PMI(改定値)

23:00 USD ISM非製造業景況指数

 

 

7月3日(土曜日)

 

02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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