雇用統計を控えて様子見ムード!? 「3月9日の注目点とイベントスケジュール」

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2023年3月9日

雇用統計を控えて様子見ムード!? 「3月9日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日は一昨日のパウエルFRB議長の議会証言を受けてドル買い円売りが進み一時138円手前までドル円は上昇しました。

ただ、昨日のパウエルFRB議長の議会証言は目新しい内容もなく、一昨日に比べるとややハト派に感じる部分もあったことからドル売り円買いが進みましたが、ドル円の下値は限定的でした。

 

カナダ中銀は主要中銀として初の利上げサイクル停止を発表しました。

一部では利上げを予想していた部分もあったので、据え置きを発表するとカナダドル売りで反応しました。

 

本日は明日に雇用統計を控え、日銀金融政策を控えていること、特に重要指標がない事からようーすみムードの強い1日になるのではないかと思っています。

目次

◎本日の注目点

 

1)要人発言

 

FRB

FRBは3月22日にFOMCを控えて来週からブラックアウト期間に入ります。

一部では3月FOMCで0.5%利上げの噂もあり、ターミナルレート(利上げの最終水準)も5.5%以上に引き上げられるのではないかと予想されています。

ブラックアウト期間前にFOMCメンバーから3月利上げ幅とターミナルレート(利上げの最終水準)についてどのような発言が出てくるのか注目です。

 

 

 

ECB

欧州では予想を上回るHICP(消費者物価指数)の結果が出ています。

予想以上の物価高が確認され、追加利上げの可能性が高まっています。

3月ECB理事会では0.5%の利上げが予想されています。

今後の追加利上げについてどのような発言が出てくるのか、ターミナルレート(利上げの最終水準)がどの程度になるのか発言に注目です。

 

 

 

BOE

BOEは3月会合で0.25%の追加利上げを実施し、6月を目処にターミナルレート(利上げの最終水準)は4.75%でピーク迎えるのではないかと予想されています。

ただ、先週ベイリーBOE総裁は「現段階では利上げが終わったとも、一段の利上げが必要との見解を示すべきではない」と、ハト派ともタカ派とも受け止められる内容になっています。

今後3月利上げやターミナルレート(利上げの最終水準)について、どのような発言が出てくるのか注目です。

 

 

 

日銀

日銀金融政策決定会合では黒田日銀総裁の最後の記者会見が注目されていますが、世界からは植田次期日銀総裁のもとでの金融政策に注目が集まっています。

YCC(イールドカーブ・コントロール)の修正・撤廃、マイナス金利の解除について、どの時期に行うのか?

どのような手順で行っていくのか、植田次期日銀総裁はじめ日銀の発言に注目です。

 

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

3月9日(木曜日)

 

バイデン米政権、2024会計年度の予算教書公表

 

10:30 CNY 中国CPI(消費者物価指数)

21:00 MXN メキシコCPI(消費者物価指数)

22:30 USD 米失業保険申請件数

 

 

3月10日(金曜日)

 

00:00 USD バーFRB副議長発言

03:00 USD 米30年債入札

03:30 CAD ロジャースBOC副総裁発言

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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