2024年4月4日
雇用統計を控えて様子見ムード? 「4月4日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は注目の雇用指標であるADP雇用統計が発表され、市場予想の14.
その後発表されたISM非製造業景況指数が51.4と予想の52.7を下
本日は明日に雇用統計を控えて様子見ムードが強い1日になるのではないかと思います。
ドル円は介入に注意しておきたいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)議事要旨
ECB理事会議事要旨
先日の理事会後の記者会見で6月の利下げ予想が濃厚となりました。
ただ、その後の一部発言では4月の利下げの可能性が期待されています。
理事会議事要旨の内容から4月利下げの可能性に繋がる内容が出てこないか注目です。
2)経済指標
米失業保険申請件数
予想:214K
前回:210K
FRBは雇用市場に注目しており、毎週発表される失業保険申請件数は雇用指標の先行指標として注目されています。
失業保険申請件数の中でも、新規よりも継続申請に注目が集まっており、継続申請が増加すると就職したいが就職できない失業者が増えるという結果と受け止められ、雇用市場の緩みと受け止められるのではないかと注目しています。
3)要人発言
コロナ禍から始まったインフレ抑制のための利上げラッシュも終わり、各国中銀の利下げ開始時期と回数に注目が集まっています。
FRBは年内利下げ回数が3回と予想されており、利下げ期待が後退し年内2回の利下げになるのではないかと注目されています。
また、11月には大統領選挙も控えており、選挙期間中の利下げの実施などにも注目が集まっています。
ECBは6月の利下げが既定路線となりつつあります。
一部ではさらに利下げの前倒しもあるのではないかと注目されています。
英中銀は先日の金融政策発表で利上げ支持はいなくなり、ベイリーBOE総裁は利下げについて前向きな発言が出てきており、利下げ期待が高まっています。
利下げに関する発言が今後増えてくるのか、ハト派スタンスが強くなるのか注目されています。
スイス中銀はサプライズの利下げを発表し、追加利下げが出てこないか注目されています。
また、スイスはフラン高に対する介入などの発言にも注目しておきたいと思います。
最後に日本は円安が進み、152円が強く意識されています。
先週はドル円が一時202
残るはレートチェックや介入準備などの発言を残すのみとなっており、本日も介入に関する発言やレートチェックが入らないかに注目しておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
4月4日(木曜日)
14:00 JPY 日銀儀域経済報告(さくらレポート)
15:30 CHF スイスCPI(消費者物価指数)
16:50 EUR フランス総合・サービス業PMI(改定値)
16:55 EUR ドイツ総合・サービス業PMI(改定値)
17:00 EUR ユーロ圏総合・サービス業PMI(改定値)
17:30 GBP 英総合・サービス業PMI(改定値)
20:30 EUR ECB理事会議事要旨
21:30 USD 米失業保険申請件数、貿易収支
21:30 CAD カナダ貿易収支
23:00 USD ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁発言
4月5日(金曜日)
01:15 USD バーキン・リッチモンド連銀総裁発言
01:45 USD グールズビー・シカゴ連銀総裁発言
03:00 USD メスター・クリーブランド連銀総裁、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁発言
08:20 USD ムサレム・セントルイス連銀総裁発言