2021年10月7日
雇用統計前日でリスク要因に注目! 「10月7日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日も日経平均は続落、岸田ショックなどと言われていますが、8日連続での株価下落は2009年7月以来となります。
2009年7月は、まだリーマンショックよりも前。
本格的に日本売り(株安・債券安・円安)が始まったのではないかと噂されています。
株価下落、リスクオフ要因となっている燃料価格の上昇ですが、プーチン大統領がガス供給について発言。
供給量を増やす可能性について発言したことで、天然ガス価格は急落しています。
また、もう一つのリスクオフ要因となっている、米議会・債務上限問題はマコーネル上院議員(共和党)が、債務上限の暫定的に引き上げについて発言したことで、デフォルト懸念は後退、リスクオフは後退しています。
本日は、明日に雇用統計を控えて、動きづらい展開が予想されます。
動く可能性はリスク要因ではないかと考えるので、リスク要因に注目したいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)リスク要因
今注目されているリスク要因は、中国恒大集団・中国電力不足・燃料価格の上昇・米債デフォルト懸念の4点です。
中国恒大集団のデフォルトリスクは継続中です。
また香港市場では取引できない状況も継続しています。
国慶節が明けたら重大発表があるのではないかと警戒されています。
また、連鎖倒産の可能性も出てきており、次から次にリスク要因を生んでいる状況です。
中国の電力不足はすぐに解決できる問題ではありませんが、少しづつ織り込まれてきています。
ただ、電力不足解消に向けて燃料資源を買っていることから、燃料資源価格の上昇に繋がっています。
燃料価格の上昇は世界的にコスト増によるインフレに繋がり、スタグフレーションの懸念に繋がっています。
燃料価格の上昇が企業の利益を圧迫し、株価下落に繋がっています。
米国では債務上限がネックとなり、デフォルトの懸念が出てきています。
米国債のデフォルトは大きなリスクとなり、懸念して株価が下落するなど大きな影響が出てきています。
一部噂では12月まで暫定的に債務上限の適用を停止する、歩み寄り案を共和党が出したと言われています。
歩み寄りが本当だとするとリスクオフは後退ですが、否定する結果となると再度リスクオフが大きく進む可能性があるので要注意です。
上記4点のリスク要因に関するヘッドラインなどから、リスクオフが進んだり、後退したりでマーケットが動いていくと思うので、リスクオフが進んでいるか確認するために香港ハンセン指数やダウ平均、S&P500、ナスダック、米金利に注目しておきたいと思います。
2)ECB理事会
先月のECB理事会ではPEPP(パンデミック緊急購入プログラム)の終了、テーパリングが期待されていましたが、結果は資産買い入れ額を減額しましたがテーパリングではなく調整という結果となりました。
タカ派の理事も結構いるのではないか?
12月の理事会でテーパリングに動くのか、それとも緩和政策を継続するのか内容に注目です。
◎本日のイベントスケジュール
10月7日(木曜日)
中国市場休場(国慶節)
17:30 EUR レーンECB専務理事兼主席エコノミスト、エルダーソンECB専務理事発言
20:00 MXN メキシコCPI(消費者物価指数)
20:30 EUR ECB理事会議事要旨
21:00 EUR ホルツマン・オーストリア中銀総裁発言
21:30 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言
21:30 USD 米新規失業保険申請件数
22:00 EUR レーンECB専務理事兼主席エコノミスト、シュナーベルECB専務理事発言
23:00 CAD カナダIveyPMI
10月8日(金曜日)
00:45 USD メスター・クリーブランド連銀総裁発言(22年投票権)
01:00 CAD マックレムBOC総裁発言
10:45 CNY 財新サービス業PMI
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