2021年6月2日
雇用統計待ちの中、豪GDPやベージュブックで動くのか!? 「6月2日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日のRBA理事会では予想通りの据え置き、声明文もほぼ変更なしという結果でした。
一部では引締めに傾くのではないかという期待があったために、発表直後は豪ドル売りで反応しましたが、7月の会合で資産購入の再検討と発表されていることから、7月で引き締めに傾くのではないかと期待感は残り豪ドルの下落は限定的で底堅く推移しています。
また、本日早朝にはトルコのエルドアン大統領が再度利下げにつて言及。
先日、中銀副総裁を解任したばかりであることから、利下げがあるのではないかとの警戒感からトルコリラは売られ最安値を更新しています。
目次
◎本日の注目点
1)豪GDP(1~3月期)
昨日のRBA理事会では緩和姿勢が維持され、前回発表の声明文と内容の変更は見られませんでした。
7月の会合で資産購入の再検討とされており、7月会合に向けて引き締め期待が進むのか注目が集まります。
本日発表の豪GDPも政策判断に大きな影響を与える指標なだけに、サプライズが出てこないか注目。
特にポジティブサプライズが出てきた場合、引き締め期待が進み、豪ドルが買われるのではないかと注目しています。
2)ベージュブック
本日米国では、地区連銀経済報告が発表されます。
ワクチン接種が進み、コロナ禍からどこまで経済が回復しているのか注目です。
ベージュブックが発表されて、米金利がどのように動くのか、引き締め期待がどこまで進むのか注目です。
3)リスク要因
中国リスク、ベラルーシを巡り欧米とロシアリスク、中東リスクなどリスク要因は多数ありますが、特に注目しているのがトルコリラ安です。
今朝エルドアン大統領は、また利下げについて言及しリラ安が進みました。
このままリラ安が進むとどこかでクラッシュするのではないか気になります。
リラ安が進めば、単純にトルコの債務は増えていきます。
外貨準備も少ないトルコはデフォルト、トルコのデフォルトは欧州の債務危機に繋がるのではないかと注目しています。
トルコリラ安によるリスクオフにならないか要注意です。
◎本日のイベントスケジュール
6月2日(水曜日)
10:30 AUD 豪GDP(1~3月期)
18:00 AUD デベルRBA総裁補佐発言
19:15 EUR ビルロワ・フランス中銀総裁発言
21:30 CAD カナダ建築許可件数
6月3日(木曜日)
00:45 EUR バイトマン・ドイツ連銀総裁発言
01:00 USD ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁発言
03:00 USD ベージュブック(地区連銀経済報告)
03:00 USD エバンス・シカゴ連銀総裁、ボスティック・アトランタ連銀総裁、カプラン・ダラス連銀総裁発言
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