2021年3月5日
雇用統計発表で金利の動向に注目! 「3月5日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日はパウエルFRB議長の発言をキッカケに米金利が上昇し、ドル買いが進みドル円は108円をチャレンジする展開となりました。
雇用統計を控えて様子見、方向感のない転嫁が続くのかと思っていましたが、大きくドル買いが進みました。
ただ、金利の上昇は株価の重しとなり、米株価3指数は大きく下落しました。
本日の日経平均もつれ安になるのではないかと思われます。
また、OPECプラスでは原油価格の上昇により減産規模を縮小するのではないかと思われていましたが、現状の減産規模を維持することを決定すると原油価格は急騰し、一時65ドル手前まで上昇しました。
原油価格の上昇はカナダドルやノルウェークローナの上昇にもつながっています。
目次
◎本日の注目点
1)雇用統計
本日注目されているNFP雇用統計が発表されます。
前哨戦となるADP雇用統計では予想を下回る結果となっていて、本日のNFP雇用統計でも予想を下回るのではないかと思われます。
ADP雇用統計の結果から予想値18万人に対して数万人くらいの下振れは許容されるのではないかと思われます。
最近の金利高とドル買いの流れは強く本日の雇用統計で流れが変わるとは考えづらく、雇用統計でドルが売られた場合は押し目になるのではないかと思っています。
雇用統計の結果と、金利と米ドルの動きに注目したいと思います。
2)週末リスク
本日米上院議会ではバイデン政権が進める追加経済対策案が審議される予定です。
本来は昨日から審議されているはずでしたが、議会襲撃や予算のコスト推計の遅れなどで審議がおくれ、週末にもつれ込む予定です。
週末にもつれ込んだとしても予定通り可決されれば問題ありませんが、減額されたりすると週明け株価の下落に繋がる可能性があります。
また、本日より中国では全人代が開催され、香港の選挙制度の変更などが議題にあがるのではないかと思われ、香港の民主制度は後退すると思われます。
香港問題に加え、新疆ウイグル自治区問題、台湾問題など各国から批判が来ると思われ、場合によっては制裁に繋がる可能性もあります。
中国側も反発する可能性があります。
週末にリスクオフに繋がる可能性があるので、リスク管理だけはしておきたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
3月5日(金曜日)
中国全国人民代表大会(全人代)開幕
22:30 USD NFP雇用統計・失業率・平均時給・貿易収支
22:30 CAD カナダ貿易収支
23:00 GBP ハスケルBOE外部理事発言
3月6日(土曜日)
00:00 CAD カナダIveyPMI
03:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
05:00 USD 米消費者信用残高
05:00 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言
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