2019年11月28日
香港人権法案にトランプ署名で中国の報復は!? ~11月28日の注目点とイベントスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は、米中貿易協議の進展期待からドル円はジリジリと上昇!
その後、米GDP改定値の結果が予想を上回ったことをキッカケにドル円上昇、ストップを巻き込み半年ぶりの高値まで上昇しました。
ポンドは選挙で保守党が過半数を獲得するとの見方が伝わったことで上昇!
ポンドも半年ぶりの高値まで上昇しています。
その後、ユーガブの最新世論調査の分析結果が出てくると、さらに上値を伸ばしています。
本日から米国は、大型連休スタート!
感謝祭で本日休場、明日は感謝祭明けで短縮取引、その後土日と続きます。
流動性の低下が気になるところです。
目次
◎本日の注目点
1)米中関係
トランプ大統領が香港人権法案にサイン。
これで米上下院で可決された香港人権法案にトランプ大統領が署名したことで法案が成立しました。
当然、中国は黙っていないと思います。
本日、中国が報復として何を行うのか、また米中貿易協議がどうなるのかに注目が集まります。
香港人権法案に関しては上下院で可決されたことで、大統領が拒否をしない限り大統領のサインがなくても法案は成立します。
なので、トランプ大統領がサインしなくても31日には法案成立していたことを考えると、香港人権法案成立はある程度織り込まれているかもしれません。
ただ、トランプ大統領がサインしたことで法案成立と、トランプ大統領がサインせずに法案が成立するのでは、中国の受け取り方が変わり貿易協議や報復措置に影響があるかもしれません。
本日の動きで、どこまで織り込まれていたのか、中国がどのように受け取るのかが見えてくるかもしれません。
2)英国選挙
今朝ユーガブから世論調査が発表されました。
世論調査
保守党 – 359 / 43%
労働党 – 211 / 32%
SNP党 – 43 / 3%
自由民主党 – 13 / 14%
プライド・カムリ党 – 4 / <1%
緑の党 – 1 / 3%
ブレグジット党 – 0 / 3%
保守党が過半数を獲得するとの見方になっています。
今回発表されたユーガブ最新のデータサイエンス技術を用いた世論調査は、2017年の選挙でも予想を当てていたことから精度の高い予想として注目されています。
本日発表された世論調査の分析結果を受けて、欧州時間以降がどのように消化していくのか注目です。
3)その他リスク要因
・トランプ弾劾問題
・米中貿易協議
・香港デモ
・日韓関係(GSOMIA)
・北朝鮮ミサイル問題
・英国選挙とBrexit
・イタリアはじめユーロ圏の予算案
・トルコS400ロシア製ミサイル問題
◎本日のイベントスケジュール
11月28日(木曜日)
米国感謝祭で休場
09:00 NZD NBNZ企業景況感指数
12:30 EUR ビルロワ・フランス中銀総裁発言
17:00 EUR スペインHICP(消費者物価指数)
17:30 SEK スウェーデン小売売上高
19:00 EUR ユーロ圏消費者信頼感指数
22:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)
11月29日(金曜日)
00:00 MXN 金融政策決定会合議事録
00:30 EUR デコス・スペイン中銀総裁発言
01:35 EUR クーレECB専務理事発言
05:00 EUR レーンECB専務理事発言
06:45 NZD NZ建設許可件数
09:01 GBP Gfk消費者信頼感指数