2020年7月1日
香港返還記念日でデモは起こるのか!? 各国の対応は? 「7月1日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は中国で国家安全法が可決、英国とEUはFTA交渉を重点的に交渉再開するなど、リスクオフ要因が多数あったのですが、為替市場や株式市場では大きくリスクオン相場に傾いていしまいました。
本日も香港では香港返還記念日ということでデモが予想され、リスク要因は多数あるものの、昨日の流れのままリスクオンになるのか気になるところです。
目次
◎本日の注目点
1)香港返還記念日
昨日可決された香港国家安全維持法が施行され、中国・共産党を批判すると逮捕され、中国に連れていかれて中国の裁判所で裁かれます。
中国で裁かれるということは、いつの間にか消される・消えているということも想定されかなりの恐怖です。
そのため、昨日はデモ参加者の中から離脱する人が増えており、香港返還記念日に予想された大規模デモがどこまでの規模で開催されるのか注目です。
また、この状況で米国をはじめ、周辺国がどのような発言や、対応(制裁など)を出してくるのか、中国はどのような対応をしてくるのか注目です。
2)経済指標
本日は重要指標が多数予定され、大きく分けて中国指標・欧州指標・米指標の3つです。
中国指標は財新製造業PMIが発表され、中国の製造業がどこまで回復していて、製造業のこの先の見通しが明るいのかを指数化して発表されます。
好不況の50を上回ることが出来るか、前回数字を上回ることが出来るかに注目です。
欧州では各国製造業PMI(改定値)とドイツ小売・失業率が発表されます。
各国の製造業PMIは先週発表された速報値に対する改定値となっており、予想と結果が大きくズレることはないと思っています。
ただ、ズレた場合は大きく売男く可能性がるので要注目です。
米国では雇用とISMが発表。
ADP雇用統計では300万人予想が出ており注目度が高くなっています。
雇用統計は先月の雇用統計が予想が大きく外れ、記録的な数字が発表されたことで注目が集まっています。
本日のADP雇用統計はNFP雇用統計の前哨戦でもあるので、要注目です。
またISM製造業景況指数は、今後の製造業の景況感を指数化したもの。
今後の製造業の見通しが明るいのか、好不況の50を超えることが出来るのか、前回数字を上回ることが出来るのかに注目です。
◎本日のイベントスケジュール
7月1日(水曜日)
香港返還記念日
カナダ休場(建国記念日)
08:50 JPY 日銀短観
10:30 AUD 豪住宅建設許可件数
10:45 CNY 財新製造業PMI
15:00 EUR ドイツ小売売上高
16:30 SEK スウェーデン政策金利発表
16:45 EUR パネッタECB専務理事発言
16:45 EUR イタリア製造業PMI(改定値)
16:50 EUR フランス製造業PMI(改定値)
16:55 EUR ドイツ製造業PMI(改定値)・失業率
17:00 EUR ユーロ圏製造業PMI(改定値)
17:30 GBP 英製造業PMI(改定値)
20:00 GBP ハスケルBOE外部理事発言
21:15 USD ADP雇用統計
22:45 USD 米製造業PMI(改定値)
23:00 USD ISM製造業景気指数
23:00 USD エバンス・シカゴ連銀総裁発言
23:30 USD 原油在庫量
7月2日(木曜日)
米債券市場短縮取引
03:00 USD FOMC議事要旨(6月10日分)
07:00 NZD NZIER企業景況感
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