2021年10月1日
10月スタート、米指標に注目! 「10月1日の注目点とイベントスケジュール」
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は一気に上昇した米ドルの調整売りなのか、月末フローでドル売りが進んだのか、それとも両方なのか、ドル売りが進みドル円は112円から111.30円まで急落しました。
また米株市場では予算や債務上限の問題から株価下落、イエレン財務長官が増税について触れたことも株価下落に繋がっているようです。
本日から10月入り、マーケットの動きに転換があるのか注目したいと思います。
目次
◎本日の注目点
1)米指標
本日はPCEデフレーターとISM製造業景況指数に注目しています。
PCEデフレーターはFRBがCPI(消費者物価指数)よりも注目している指標ということで、注目が集まっています。
利上げ期待が高まる中、PCEデフレーターが予想を上回る結果が出てくるとさらに利上げ期待が高まり、米金利高・ドル高に反応するのではないかと思っています。
また、ISM製造業景況指数で注目しているのは、景気回復のピークアウトと中国製造業鈍化の影響をどこまで受けているかです。
中国では電力不足が注目され、昨日発表された中国の製造業指標は弱い結果が出てきています。
サプライチェーンとして各国との繋がりを持っている中国の製造業が悪化していると、世界中に影響が広がる可能性があります。
本日発表のISM製造業景況指数で中国の影響も併せて、どこまで悪化しているのか注目です。
2)米議会
昨日、12月3日までのつなぎ予算は可決、バイデン大統領のサインをもって成立となりました。
これにより12月3日までは政府機関の閉鎖は回避できることとなりました。
ただ、12月以降の予算、1兆ドルのインフラ投資法案や3.5兆ドルの予算案の成立に向けて民主党と共和党の協議は続きます。
減額という話となれば、大規模財政支出を期待して上昇していた株価には影響が出てくると思います。
また、つなぎ予算によって政府機関の閉鎖は回避できましたが、債務上限の問題は解決しておらずデフォルト懸念は残っています。
債務上限の引き上げもしくは適用停止の措置に向けて協議が進むのかにも注目です。
3)米金利
昨日はリスクオフにより米金利は低下、米金利の低下によりドル安が進んでいます。
リスクオフにより金価格の下落にも繋がっています。
本日も米金利の動向に注目しています。
マーケットは米金利に注目し、米金利の動向によってマーケットが動いていくのではないかと思います。
◎本日のイベントスケジュール
10月1日(金曜日)
中国市場・香港市場休場(国慶節)
16:50 EUR フランス製造業PMI(改定値)
16:55 EUR ドイツ製造業PMI(改定値)
17:00 EUR ユーロ圏製造業PMI(改定値)
17:30 GBP 英製造業PMI(改定値)
18:00 EUR ユーロ圏HICP(消費者物価指数)(速報値)
21:30 USD 米PCEデフレーター
21:30 CAD カナダGDP
22:45 USD 米製造業PMI(改定値)
23:00 USD ISM製造業景況指数・ミシガン大学消費者信頼感指数
10月2日(土曜日)
00:00 USD ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁発言
00:30 EUR シュナーベルECB専務理事発言
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
02:00 USD メスター・クリーブランド連銀総裁発言
岡ちゃんマンおススメ分析ツール
TradingView
数多くの通貨ペア、商品、債権、株価指数など取り扱っており、様々な分析が出来るプラットフォームです。
為替・株式・債券・商品など各マーケットは相関性があり、各マーケットを見比べることはトレードにとってプラスになります。
1枚のチャートに為替と株価指数や、為替と商品などを重ねて表示できるのは比較するときにとても便利です。
多くの機能は無料で使えるので試しに使ってみてはいかがでしょう!
SNS機能も付いているので、是非フォローしていただけたらと思います↓↓↓
https://jp.tradingview.com/u/okachanman/