2019年7月10日
23:00に注意! 注目のパウエルFRB議長議会証言とカナダ政策金利発表! ~7月10日の注目点とイベントスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は、議会証言前でドル円は小動き、様子見ムードとなっています。 トランプ大統領の他通貨の通貨安懸念発言にも反応薄でした。
サプライズがあったのがメキシコで、財務相が解任とヘッドライン。 その後すぐに次官が後任着任と大統領より発表されました。 ヘッドラインを受けてメキシコペソは急落しました。 最近、メキシコペソでのリピート系が増えているようなので、ドキドキした方も多いのではないかと思っています。
目次
◎本日の注目点
1)パウエルFRB議長の議会証言
本日はパウエルFRB議長の議会証言が予定されています。 23:00からとなっていますが、その前に原稿が出てくるかもしれないので、少し前から注意が必要です。
注目点は、以下の5つです。
利下げ幅
先日の雇用統計で、7月の0.5%利下げ確率はほぼ無くなりました。 本日の議会証言で利下げ幅に言及があるのか!? 年内の利下げ回数は!? どこまで下げるつもりなのか!? 注目です。
中立金利
昨年までは、中立金利まで、まだ距離があるとしていました。 今のFRBが中立金利をどのあたりと考えているのか注目です。
バランスシート縮小
FRBは利上げと同時にバランスシートの縮小も進めてきました。 利上げとバランスシートの縮小の両輪で引き締めてきました。 今回利下げをする時に、バランスシートの縮小はどうするのか注目しています。
経済状況
FRBは、今回の利下げをする状況、今後の経済状況をどのように見通しているのかに注目です。
2)カナダ政策金利
本日は、カナダで政策金利と声明文の発表、記者会見が予定されています。 予想は据え置きです。 本日の注目は、声明文・記者会見で下半期の経済についてどのように見ているのか? 利上げはあるのか?
据え置きは予想されていますが、少し利上げ期待があるのか、カナダ長期金利利回りが上昇しています。
カナダの相場観については、以下にまとめていますので参照ください。
◎本日のイベントスケジュール
7月10日(水曜日)
文在寅大統領、日韓貿易について発言
03:00 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言
09:30 AUD Westpac消費者信頼感指数
10:30 CNY 中国CPI(消費者物価指数)
14:50 USD ジョージ・カンザスシティ連銀総裁発言
15:00 NOK ノルウェーCPI(消費者物価指数)
17:30 GBP 英国GDP
23:00 USD パウエルFRB議長発言(米下院金融サービス委員会議会証言)
23:00 CAD カナダ政策金利・声明文発表
23:15 CAD ポロズBOC総裁記者会見
23:30 USD 原油在庫量
7月11日(木曜日)
02:00 USD 10年債入札
02:10 GBP テンレイロBOE外部理事発言
02:30 USD ブラード・セントルイス連銀総裁発言
03:00 USD FOMC議事録
10:30 AUD 住宅ローン