7月23日の注目点

2018年7月23日

7月23日の注目点

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

7/23(月曜日)

23:00 EUR 欧州 消費者信頼感

7/24(火曜日)

02:00 GBP ブロードベントBOE副総裁発言

 

今日は要人発言に注目が集まっています。

先週のトランプ大統領の発言

「FRB議長は良い男だが、金利上昇はうれしくない」
「ドル高は我々に不利益を与える」
「中国の通貨が岩のように落ちている」
「FRBの利上げは、ECBや日銀が緩和的な金融政策を維持することで、我々に不利益を与える可能性があることを懸念」

金融政策に口を出しただけではなく、他国の金融政策は通貨安政策だと批判。

この発言からドル円は急落。

 


USD/JPY時間足チャート

 


USD/JPY日足チャート

 

続いて中国の元安。

 


米ドル/中国元 時間足チャート

 

「中国製品に対する5000億ドル相当の輸入関税を課す準備がある」
「中国、欧州連合(EU)や他国は自国通貨を操作し、政策金利を低く抑えている」
「米国は金利を上げて、ドルはよりいっそう強くなっている」

先週末、急に貿易戦争から通貨安戦争になりました。

土日に開催されたG20でも、議題としてあがったようです。

中国高官やEU要人、トランプ大統領などの発言が注目されています。

 

こんな中、今朝は日銀が指値オペ!


USD/JPY1分足チャート

 


日10年債利回りチャート

 

こちらも先週末に日銀が利回り目標の柔軟化を検討との情報で、市場は引き締めと受け止め円高に動きました。

また週明けの株価も、銀行系を中心に上昇。

10年債利回りも急上昇しました。

急上昇を受けて、日銀は10:10に指値オペ。

 

久しぶりの指値オペにドル円は、一瞬だけ上昇しましたがすぐに戻してしまいました。

 


日10年債利回りチャート

 

赤丸のところが前回の指値オペのところです。

それから考えると、今回は早めの指値オペだったような気がします。

指値オペ=通貨安政策とトランプ大統領が受け止めないか⁉

これについて、また何か発言があるのではないかと心配です。

 

ポジションは変更していませんが、EUR/USDのShortはストップをタイトにして注意しています。

現在のポジション

EUR/USDのShort、EUR/TRYのShort、CAD/CHFのLongを持っています。

 

 

先週末からの要人発言

茂木経済財政相
「日米通商協議では、国益に反した行為は絶対に行わない」
「自由貿易の重要性や多角貿易体制の意義を訴える」

トランプ米大統領
「中国製品に対する5000億ドル相当の輸入関税を課す準備がある」
「中国、欧州連合(EU)や他国は自国通貨を操作し、政策金利を低く抑えている」
「米国は金利を上げて、ドルはよりいっそう強くなっている」
「引き締めはこれまでの全ての努力を損なう」
「ロウハニ・イラン大統領に対して二度と米国を脅さないよう警告」

テンレイロMPC委員
「データは第1四半期の落ち込みは一時的と示している」

カルビノ・スペイン経済相
「スペイン2019年経済成長は2.4%を予想(前回予想と変わらず)」
「金利は徐々に上昇するだろう」
「2021年には失業率が10.7%へ低下」

ブラード米セントルイス連銀総裁
「現在の米国のGDPは強いが和らいできている」
「イールドカーブの逆転は経済のベアサイン」
「米連邦準備理事会(FRB)は更なる利上げは遅らせるべきだ」
「貿易戦争の激化は米経済にリスクとなる可能性」
「トランプ米大統領のコメントはFOMCの金利決定に影響しない
「トランプ米大統領がFRBに関して意見を持つことは驚きでない

安倍晋三首相
「中小企業の支援をしっかり行う」
「TPP11で巨大な経済圏誕生」
「デフレ脱却に向けて日本経済は確実に前進を続けている」
「米貿易制限措置回避に粘り強く取り組む」
「(米自動車税発動なら)世界経済にも大きなダメージ」

ムニューシン米財務長官
「相場操縦の兆候がないか、最近の人民元安を注意深く監視」
「人民元安は中国に不当な利益を生み出す、次回の為替報告書で慎重に行動を検討する」
「ドル高は米国にとって長期的に重要、短期的なドルの問題にはコメントしない」
「トランプ米大統領はFRBやパウエルFRB議長の独立性を尊重」
「通貨戦争について投資家は懸念すべきではない」
「G20では貿易について中国との実質的な協議はしなかった」
「G20会合で全く孤立を感じなかった」

麻生太郎副総理兼財務・金融相
「(日米財務相会談について)日本の貿易面での立場を伝達した」
「通貨についてのいかなるコメントも控える」
「貿易摩擦は10年前よりも大きな問題になっている」
「世界経済など幅広いテーマで意見交換(日米財務相会談)」
「鉄鋼・アルミや自動車関税について日本の立場を説明」
「米国の対イラン制裁再発動の日本企業への影響も伝達」
「為替についてコメントは差し控える(G20)」

 

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